西加奈子の同名小説を原作とした「漁港の肉子ちゃん」は、漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの成長を描く物語。「海獣の子供」の
ビジュアルには、洗濯物が掛かった船の上で団子を持つ笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコの姿が描かれた。YouTubeで公開された特報には「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションが入り、数枚の絵コンテが映し出される。
発表にあたり、さんま、西、渡辺よりコメントが到着。さんまは「すごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です」と企画の経緯を明かす。西は「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」と率直な気持ちを伝え、渡辺は「さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に『気付き』を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます」「西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです」と2人への思いをつづった。
明石家さんま コメント
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。
大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。
「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。
最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。
今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
西加奈子 コメント
明石家さんまプロデュースで小説「漁港の肉子ちゃん」がアニメ映画化されると聞いて
さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。
明石家さんまと初めて会った際の印象
直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。
初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。
小説「漁港の肉子ちゃん」を書いたときの思い
私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。
渡辺歩 コメント
さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。「大切なのは作り手が面白いと思うこと」この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。
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明石家さんまプロデュースで西加奈子の小説『漁港の肉子ちゃん』が劇場アニメ化。脚本は大島里美が担当(映画ナタリー) https://t.co/f512xcAtFJ