6人のひ孫とともに学校へ、94歳の小学生映す「GOGO」冒頭映像

「GOGO 94歳の小学生」の冒頭映像がYouTubeで公開された。

本作は94歳にして小学校に通うケニア在住のプリシラ・ステナイ、通称ゴゴの学生生活を追ったドキュメンタリー。6人のひ孫たちと小学校に入学したゴゴが、歳下のクラスメイトたちと寄宿舎で寝起きしながら勉強を続け、卒業試験に挑む様子が映し出される。

映像にはひ孫のチェプコエチに「なぜ子供の頃、学校に行ってないの？」と尋ねられたゴゴが、「牛の世話があったんだよ」と答える場面を収録。また「教育は大切だよ」という彼女の言葉も収められた。

監督を務めたパスカル・プリッソンは、ゴゴとの出会いについて「ナイロビに住む友人が、ゴゴが掲載された地元紙の記事を読んで、私に教えてくれたのです」と振り返り、「すぐにゴゴに会いにケニアへ行きました。彼女の性格や経歴、本物のカリスマ性が気に入ったんです。1つの作品を支えるのに十分な力を持つキャラクターだと思いました」とコメント。そして「彼女は映画がどのようなものか知りませんでした。でも、この作品がほかの少女たちの就学を奨励できるならと了承してくれたんです。ゴゴはすべての親が娘たちを学校に行かせるように説得したかったのです」と語った。

「GOGO 94歳の小学生」は、12月25日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。