フランス映画「
第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞に輝いた本作。18世紀のフランス・ブルターニュの孤島を舞台に、画家マリアンヌと貴族の娘エロイーズの恋模様が描かれる。「午後8時の訪問者」の
望まぬ結婚を控えるエロイーズと、彼女の肖像画を描くことになったマリアンヌ。映像には描き上げた肖像画を自らの手で消してしまったマリアンヌに対し、エロイーズが意外にもモデルになると申し出たことで、2枚目の絵に取り組むことになった2人の姿が収められた。エロイーズの動揺や困惑した際のしぐさを次々に言い当て、「観察する立場ですので」と言うマリアンヌ。対するエロイーズは「立場は同じです。何も変わらない」と声を掛け、マリアンヌにそばに来るよう促し「あなたが私を見るとき、私は?」と問いかける。
女優が演出者から“見られるだけの存在”になっていることに対する問題提起として同シーンを捉えたというエネルは、「この言葉には共感できました。だから、このセリフを言えてうれしかった」と回想。監督を務めた
「燃ゆる女の肖像」は12月4日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次公開される。
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あなたが私を見るとき私は?画家と貴族の娘が視線交わす「燃ゆる女の肖像」本編映像(コメントあり)
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