「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」の公開記念舞台挨拶が本日11月14日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの
本作は闇サイトで依頼を受け人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに立ち向かう刑事2人の姿を描いたクライムサスペンス。綾野が破天荒な直感型刑事・犬養隼人、北川が冷静沈着な頭脳派刑事・高千穂明日香を演じた。
宣伝では明かされていないシークレットキャストが複数存在している本作。鑑賞直後の観客を前に、綾野と北川は彼らとの共演を振り返った。綾野は「ドクター・デスは僕自身かもしれませんが……」と前置きしつつ、「普段はすごく明るい方々。芝居になると何をしてくるかまったくわからない」とその印象を語る。また北川も、そのうちの1人との共演を「終わったあとドッと疲れました。吸い取られると言いますか。撮影は夏なのでセットはすごく暑いんだけど、体はゾワゾワと鳥肌が止まらない。本当に不気味な印象でした」と回想した。
深川が監督の目から、綾野と北川の印象を語る場面も。「お互いがすごく理解し合ってる関係性。綾野さんは北川さんを最敬礼して、北川さんがその日にどういう状態でいるかよく考えられている。また北川さんと最初にお話したとき、僕が感じていた綾野さんの印象と違うことをおっしゃっていたんですが、撮影が進むに連れて、北川さんの言う通りと感じることがすごく多かった。この関係性が犬養と高千穂という優秀なコンビの源になっていると思います」と明かした。
この日は11月2日の完成報告イベントに続き、2人がAとBの2択形式の質問に答えて“No.1コンビ度”を測る企画に再挑戦した。前回は計5問のうち3問しか一致せずコンビ度60%という不本意な結果だったため、綾野も北川もやる気満々。「猛暑と極寒どちらが我慢できないか」は猛暑、「好きな食べ物を最後に食べるか、最初に食べるか」は最後に食べる派、「重要な決断は直感と分析、どちらで決めるか」は直感、「寝なくても絶対に疲れない体、一度見たら忘れない記憶力、どちらが欲しいか」は記憶力と順調に一致し、前回の60%を早々に更新した。
最後の「注射されるとき注射針を見ることができるか、見ることができないか」という設問に、北川は「見たくないけど、がんばったら見られるはダメでしょ? 私は見たいか、見たくないかの気持ちを大切に答える!」と宣言。そして見事「見ることができない」で一致し、コンビ度100%を達成した。北川は「演技で絶対に見てくださいと言われたときしか見ないかも。絶対に見たくないです。今回の映画にも刺さるシーンがあるじゃないですか……本物の腕じゃないだろうなと思っていても見れないんです(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。
特別質問として用意された「続編があるとしたら、2人の過去と未来どちらを見たいか」は、回答が分かれる結果に。「過去」を選んだ北川は「犬養と高千穂はコンビとして完成されている2人。長年連れ添ってきた感じがある。どういうふうに出会ったのか気になります。最初からリスペクトしてたのか、最初はすごい嫌だったのか」とその理由を明かす。一方の綾野は「今の話を聞くと、そっちのほうが面白そうですね。犬養の過去はこの映画で描かれてることがすべてな気がしていて、でも高千穂の過去は見たいです。相当ブイブイ言わせたはず(笑)」と言葉を返した。
最後に北川は「この事件を乗り越えて2人がどのように成長していくのかという、人間ドラマの部分が実は大きな見どころ。怖いものが苦手という方も、ぜひ私たちの成長ぶりを映画で感じていただけるとうれしいです」とコメント。綾野はコロナ禍を踏まえ「エンタテインメントは一番初めに不要不急とされるものだと痛感しました。その中でこうして今日、舞台挨拶に立てていることは奇跡だと思います。皆さんとお会いして、不急ではあっても不要ではないんだと改めて教えてもらいました。1人ひとりとお会いできて本当にうれしいです。また、必ず会いましょう」と力強く述べ、イベントを締めくくった。
中山七里の小説を原作にした「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」は全国で公開中。
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ふみ @fumi_516
「ドクター・デス」綾野剛と北川景子が“コンビ度”チェックに再挑戦、続編の話題も(写真16枚) https://t.co/MVxU4mNn67