叔母が“安楽死政策”の対象に…ドイツ映画「ある画家の数奇な運命」新映像

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ドイツ映画「ある画家の数奇な運命」の新たな本編映像の一部が、YouTubeで公開された。

「ある画家の数奇な運命」新場面写真

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「ある画家の数奇な運命」ポスタービジュアル

「ある画家の数奇な運命」ポスタービジュアル[拡大]

本作は、画家ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに、ドイツの歴史の闇と芸術の光に迫る物語。「ピエロがお前を嘲笑う」のトム・シリングが主人公のクルトを演じ、「さよなら、アドルフ」のザスキア・ローゼンダールがクルトの叔母に扮している。

ナチ政権下のドイツでは、精神障害者や身体障害者は生きるに値しないとして“安楽死政策”が執行されていた。豊かな感受性を持つために精神のバランスを崩し、“安楽死政策”の対象者となってしまったクルトの叔母。映像には幼いクルトの目の前で、叔母がドイツ赤十字職員によって無理やり連行される様子が収められた。

リヒターの叔母も“安楽死政策”によって実際に殺害されている。監督と脚本を担当したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクは「偉大な芸術作品というものはどれも、トラウマを希望に変えることができると私は信じている」と述べた。

「ある画家の数奇な運命」は、10月2日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

※「ある画家の数奇な運命」はR15+指定作品

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(c)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG

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かわせみ @canopes1817

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