愛する叔母を安楽死政策で奪われ…「ある画家の数奇な運命」予告公開

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「善き人のためのソナタ」のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが監督と脚本を担当した「ある画家の数奇な運命」の予告編が、YouTubeで公開された。

「ある画家の数奇な運命」

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ドイツの画家ゲルハルト・リヒターの半生をモデルにした本作。主人公はナチ政権下のドイツで、芸術を愛する叔母の命を“安楽死政策”によって奪われたクルトだ。彼は、終戦後に東ドイツの美術学校で出会ったエリーと恋に落ちるも、元ナチ高官であるエリーの父親こそが、叔母を死へ追い込んだ張本人だったことに気付かぬまま結婚する。「ピエロがお前を嘲笑う」のトム・シリングがクルト、「ブラックブック」のセバスチャン・コッホがエリーの父親を演じ、「婚約者の友人」のパウラ・ベーアがエリー、「さよなら、アドルフ」のザスキア・ローゼンダールがクルトの叔母に扮した。

「ある画家の数奇な運命」

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予告編は幼いクルトに「真実はすべて美しいの」と叔母が伝えるシーンでスタート。その後、クルトがエリーと恋に落ちる様子や、自由な芸術を求めて西ドイツへと逃亡する姿が切り取られた。精密に模写した写真のイメージを微妙にぼかすフォト・ペインティングの創作シーンも。これはリヒターの代表的なシリーズとして有名なものだ。

ドイツ映画「ある画家の数奇な運命」は、10月2日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

※「ある画家の数奇な運命」はR15+指定作品

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(c)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG

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