白石和彌、黒沢清、熊切和嘉、深田晃司、瀬々敬久が「鵞鳥湖の夜」を称賛

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「鵞鳥湖(がちょうこ)の夜」を鑑賞した著名人のコメントが到着した。

「鵞鳥湖の夜」ポスタービジュアル

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本作は、裏社会の男チョウと水辺の娼婦として生きる女アイアイを軸に、中国社会の底辺で生きる人間たちを描くノワールサスペンス。誤って警官を射殺したチョウをフー・ゴー、逃走中のチョウの前に現れた謎の女アイアイをグイ・ルンメイが演じ、「薄氷の殺人」のディアオ・イーナンが監督と脚本を担当した。

「鵞鳥湖の夜」

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白石和彌は「なんとロマンチック。なんとスタイリッシュ。口の中に広がる血の味、耳の奥に残る銃の音、網膜に焼けつく夜の光。全ての要素が美しく刹那的。焦げ付くようなノワールを浴びて火傷するには最高の映画です」とコメント。黒沢清は「中国映画が今まさに絶頂期を向かえようとしている証のような一本だ」と、熊切和嘉は「静謐で獰猛な傑作ノワール」とたたえている。

「鵞鳥湖の夜」

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深田晃司は「よくできたジャンル映画は様式を写し、さらによくできたジャンル映画はそこからはみだす何かを写す」「フィルム・ノワールの陶酔的な様式を徹底的に揃えた『鵞鳥湖の夜』は、間違いなく後者の映画だった。ここにはヒトの深淵がある」と感想を伝え、瀬々敬久は「女と男、雨、夜、圧倒的な描写力! アントニオーニとタランティーノと増村保造が一気に駆けめぐる。見ることの多幸感にどっぷり浸って、痺れるしかない」と賛辞を贈った。

鵞鳥湖の夜」は、9月25日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。

白石和彌 コメント

なんとロマンチック。なんとスタイリッシュ。
口の中に広がる血の味、耳の奥に残る銃の音、網膜に焼けつく夜の光。
全ての要素が美しく刹那的。
焦げ付くようなノワールを浴びて火傷するには最高の映画です。

黒沢清 コメント

ベルトリッチと清順と、そしてゴダールまでもが混在した実に挑戦的な映画だが、何よりこの場所で撮ることの喜びと、この人たちを撮ることの熱気が全編に溢れかえっている。
若々しい。映画とは本来こうでなければならない。
中国映画が今まさに絶頂期を向かえようとしている証のような一本だ。

熊切和嘉 コメント

ネオンの原色、黄色い街灯、発光するダンス…。そして、それらを切り裂く拳銃の閃光。
ギャングの抗争に端を発する男と女の道行きが、とめどなく新鮮な光の魔法を駆使して描かれていく。
静謐で獰猛な傑作ノワール。

深田晃司 コメント

よくできたジャンル映画は様式を写し、さらによくできたジャンル映画はそこからはみだす何かを写す。
艶やかな雨と夜。娼婦と男。犯罪。タバコの煙。死。
フィルム・ノワールの陶酔的な様式を徹底的に揃えた「鵞鳥湖の夜」は、間違いなく後者の映画だった。
ここにはヒトの深淵がある。

瀬々敬久 コメント

女と男、雨、夜、圧倒的な描写力!
アントニオーニとタランティーノと増村保造が一気に駆けめぐる。
見ることの多幸感にどっぷり浸って、痺れるしかない。

矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)コメント

映像はウォン・カーウァイを思わせ、サスペンスフルで遊び心に富んだモンタージュはヒッチコックだ。
ディアオ・イーナンは「薄氷の殺人」で見せた実力がフロックでなかったことを証明し、カラフルなノワールという新たな世界を開拓している。

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