「海の上のピアニスト」細部まで美しく復活、4Kデジタル修正版の比較映像公開

「海の上のピアニスト（4Kデジタル修復版）」と修正前の比較映像がYouTubeで公開された。

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレが監督を務め、7月に91歳で死去したエンニオ・モリコーネが音楽を担当した本作。豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニスト・1900（ナインティーン・ハンドレッド）をティム・ロスが演じた。

4Kデジタル修復版では、トルナトーレ監修のもと、「ライフ・イズ・ビューティフル」などを手がけてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリのチームが修復作業を担当。オリジナルの35mmネガを4Kスキャンしたことで、よりきらびやかで色彩豊かになった豪華客船の内部や、青く透き通るような海、1900が少女に見とれる表情などが細部まで映し出されている。

「海の上のピアニスト（4Kデジタル修復版）」は8月21日より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。また日本初公開となる「海の上のピアニスト（イタリア完全版）」は、9月4日より上映される。