日本初公開される「
「ニュー・シネマ・パラダイス」「鑑定士と顔のない依頼人」で知られるイタリアの映画監督
日本での劇場公開から20年の時を経て、このたび4Kデジタル修復版とディレクターズカットであるイタリア完全版が公開されることに。40分以上のシーンが復活したイタリア完全版では、主人公1900(ナインティーン・ハンドレッド)の幼少期のパートも長く、伝説のピアニストとして成長していく彼の音楽的なバックボーンが丁重に描かれている。
イタリア版の権利の行方をずっと追いかけて来たという配給会社シンカから、観客へのコメントも到着。本作のハイライトとなる“ピアノ対決”のシーンについて「なぜ船を降りたことが無い1900がジャズを生み出したと称する有名ジャズピアニストに勝つことができたのか? インターナショナル版では知り得なかった1900のバックボーンが明らかになるイタリア完全版をご覧いただくと、その勝利の“謎”もわかるかもしれません」と言及した。
「海の上のピアニスト」4Kデジタル修復版は8月21日、イタリア完全版は9月4日より、東京・YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。7月3日に発売されるムビチケカードには、1900がひと目惚れした少女がデザインされている。
シンカ(配給会社)コメント
1999年劇場公開当時に劇場で本作を観て、大きな感動に包まれたことを鮮明に憶えています。その際、本国イタリア版のディレクターズカットが存在していることを知りました。それ以降、イタリア版の権利の行方をずっと追いかけてきたのですが、ようやく20年の時を経て、トルナトーレ監督が描きたかった想いの全てが詰まったディレクターズカットとも言える170分のイタリア完全版を、日本でも配給できることになりました。
本作のハイライトとなる有名な“ピアノ対決”のシーンでは、なぜ船を降りたことが無い1900がジャズを生み出したと称する有名ジャズピアニストに勝つことができたのか? インターナショナル版では知り得なかった1900のバックボーンが明らかになるイタリア完全版をご覧いただくと、その勝利の“謎”もわかるかもしれません。
トルナトーレ監督直々の監修の元、「ライフ・イズ・ビューティフル」なども手掛けてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリのチームが主体となり、イタリア・チネチッタラボにて4Kデジタル修復版映像技術の進化により当時の35ミリフィルム上映とは一味も二味も違う、煌びやかで色彩豊かな豪華客船の内部や、蒼く透き通る海上の表情など、細部のディテールなどが丁寧に表現され、さらに情緒豊かになった美しく蘇った4Kデジタル修復版、そして日本では初公開となるイタリア完全版、この2作品を今回、日本の皆様にお届けできることを本当に嬉しく思います。
じろさん(じろともトン) @jirotomoton
日本初公開「海の上のピアニスト」イタリア完全版の場面写真、40分以上のシーンが追加 - 映画ナタリー
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