「最強のふたり」監督コンビが自閉症ケア施設の実話描く「スペシャルズ！」公開

「最強のふたり」のエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが監督と脚本を担当した「The Specials（英題）」が、「スペシャルズ！ ～政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話～」の邦題で9月11日に公開される。

実話をもとにした本作は、自閉症児をケアする施設「正義の声」を経営するブリュノを主人公とする物語。社会から弾かれた子供たちをまとめて救うため、「正義の声」ではどんな問題を抱えた子供も断らずに受け入れていた。そんな中、無認可で赤字経営だった「正義の声」が閉鎖の危機に晒され、もっとも重症な子供であるヴァランタンが失踪するという事件が起きる。

ヴァンサン・カッセルがブリュノを演じたほか、「世界の涯ての鼓動」のレダ・カテブ、「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のエレーヌ・ヴァンサンも参加した。トレダノとナカシュは、当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指して、本物の介護者と自閉症の若者、その家族を多数キャスティングしている。YouTubeでは予告編が公開中だ。

「スペシャルズ！ ～政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話～」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次ロードショー。