第69回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた
本作は神父による児童性的虐待事件“プレナ神父事件”を題材としたフランス映画。妻子あるアレクサンドルはある日、幼少期に自分を性的虐待していたプレナ神父が、いまだに子供たちに聖書を教えていることを知り、告発を決意する。しかし、プレナの罪を認めつつも責任は巧みにかわそうとする教会。劇中ではアレクサンドルをはじめとする虐待のトラウマに苦しむ男たちが、信仰と告発の間で葛藤する様子や、告発したことで背負う代償、そして社会や家族との軋轢と闘うさまが描かれる。
アレクサンドルを演じたのは
フランスで現在も裁判が進行中のプレナ神父事件。80人以上もの被害者が名乗りを上げ、プレナが教区を変えながら長年にわたって信者家庭の少年たちに性的虐待を行っていた事実が明らかになっている。
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