京阪神のミニシアター13館が支援プロジェクト始動、劇場応援Tシャツ販売

京阪神のミニシアター13館による支援プロジェクト「Save our local cinemas」が始動。Tシャツを買うことで劇場を援助することができる。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、動員が激減している映画館。すでに経営が危機的状況に陥っている劇場もあることから、SNSを中心に映画ファンの間で支援の声が高まっている。このたび京阪神の13館は「映画館には行けないけれど、何かできないか」という声に押され、3000円の支援Tシャツの販売、一口1000円と1万円の寄付のシステムをスタートさせた。商品の売り上げと寄付金から諸経費を差し引いた全額が参加劇場に均等に分配される仕組みだ。Tシャツのデザインは京都・京都みなみ会館の館長を務める吉田由利香が担当。バックには、プロジェクトに参加しているすべての映画館のロゴがあしらわれている。色は黒のみ、サイズはS、M、L、XLの4サイズが用意された。注文は4月12日まで。

「Save our local cinemas」には石井岳龍、入江悠、小田香、阪本順治、鈴木卓爾、想田和弘、塚本晋也、浜野佐知、宮崎大祐、森達也、リム・カーワイら多くの映画人が賛同し、特設ページにコメントを寄せた。また公式からは「ただ終息を待つだけではいられない。危機を伝えないと、地域の文化が消滅してしまう。今は、『映画館に来て！』と言う代わりに『Tシャツを買って！』と言います。私たちを愛してくださる、皆さんの力を貸して下さい」と支援を求める声が掲載されている。

参加劇場は下記の通り。

「Save our local cinemas」参加映画館

京都みなみ会館 / 元町映画館 / シネ・ヌーヴォ / 神戸映画資料館 / 出町座 / 宝塚シネ・ピピア / パルシネマしんこうえん / 豊岡劇場 / 第七藝術劇場 / シアターセブン / 京都シネマ / 福知山シネマ / 舞鶴八千代館

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記