細野晴臣が父から受け継いだ笑いのルーツ語る、ボブ・フォッシーの帽子技も練習中

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NO SMOKING」の舞台挨拶が本日11月16日に東京・シネスイッチ銀座で行われ、細野晴臣と監督の佐渡岳利が出席した。

「NO SMOKING」舞台挨拶の様子。左から細野晴臣、佐渡岳利。

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「NO SMOKING」ポスタービジュアル

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本作は細野の活動50周年を記念して製作されたドキュメンタリー。大きな拍手に迎えられて登場した細野は「今日は司会として、ゲストの方をお呼びしたいと思います。佐渡監督です」と佐渡を紹介して、さっそく会場に笑いを起こす。鑑賞後の観客へ佐渡が「細野さんが好きになりましたか?」と問いかけると、細野は「そういうのはやめましょう。ドキドキしちゃうから」と制止。自分の姿を見るのが好きではないという細野に「かっこいいですよ」と佐渡が声を掛けるも、「人々からそういう声が届くんですが、本当なのかな?と思うんです」と内心を吐露し「かっこいいとか悪いで判断してないんですよ。好きか嫌いかでやっている。で、自分を好きかというとそうでもない」と細野ならではの価値観を語った。

そんな細野が最近好きな音楽は、2018年2月に死去した作曲家ヨハン・ヨハンソンのものだという。「数年前ですけど『メッセージ』というSF映画があって。映画を観ながらびっくりしました。久しぶりにいい映画を観たなと。亡くなって残念でしたね」と振り返る。

左から細野晴臣、佐渡岳利。

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さらに、振付師で映画監督のボブ・フォッシーの名を挙げ「彼の映像をずっと観ていて、自分で編集したりしています。彼の帽子を使った演技が素晴らしくて、ハットトリックと言うんですが、その練習をしているんです」と告白。そういった小技が昔から好きだそうで「この映画にも出てきましたけど、いろんな小技を父親から教わりました。元ネタはローレル&ハーディという一斉を風靡したお笑いコンビなんです」と説明する。「スタン・ローレルという人も帽子の技をやっていてね。1920年代から30年代くらいに若者だった人が影響されていて、うちの父親もその1人。最近そういうことがわかってきた」と父からの影響と、そのルーツに触れた。

ポスターパネルに隠れようとする細野晴臣。

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「NO SMOKING」には、細野自らがディレクションしたドイツ・フランクフルトの映像も収録。「オノ・ヨーコさんとアイスランドでパフォーマンスしたときに、小山田(圭吾)くんとトランジットでフランクフルトに寄ったんです。いい街だったんですよ。スマホで撮ったものをあとで観たら面白くて。それで自分で加工しました」と明かす。そして「音楽をやめて映像やりたいです。弟子にしてください」と佐渡に頼み込むと、細野のジョークで会場は笑いに包まれた。

「NO SMOKING」は全国で公開中。

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