「ディア・ドクター」「永い言い訳」の
1991年度の第2回伊藤整文学賞を受賞した「身分帳」は、人生の大半を獄中で暮らした実在の男性をモデルにした小説。出所後に戻った社会で、苦労を重ねながらも必死に生きる男の姿が描かれている。
社会の温かさと冷たさに触れながら少しずつ前進していく主人公の奮闘に惹かれたという西川。「佐木隆三さんが書かれた小説は約30年前の日本を舞台にしていますが、もしも今の時代に主人公が出所してきたら、人々はどのように受け止め、彼にはどのような生活が待っているのでしょうか。現在の実情を取材して再検証し、この物語をもう一度届け直したいと考えています」と語っている。
なお映画のタイトルは未定で、2021年に公開される予定だ。
西川美和の映画作品
関連商品
杉本穂高@初書籍「映像表現革命時代の映画論」発売中!! @Hotakasugi
西川美和が佐木隆三の小説「身分帳」を映画化、2021年公開予定(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/nYpbGIN6Lq