ドラマ「少年寅次郎」の試写会が本日10月7日、東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
山田洋次による小説「悪童 小説 寅次郎の告白」をもとにした本作では、「男はつらいよ」シリーズの主人公・寅さんこと車寅次郎の少年時代が描かれる。岡田惠和が脚本を手がけ、原由子が語りを担当した。
寅次郎の育ての母・車光子役の井上は、初めて観た映画が「男はつらいよ」だという。「シリーズ50周年を迎える年に、こういう形で携われるとは思ってもみなかったのでうれしいです。いち寅さんファンとして作品に挑めました」と笑顔を見せ、「家族で食卓を囲んで、駄目だねーなんて言いながら笑ったり泣いて観てほしいです。私はこの作品で“ベストオブ割烹着”を目指しているので、そこにも注目していただけたら(笑)」と呼びかけた。
制作統括の小松昌代によれば、脚本の岡田とともに山田のもとへドラマ化の許可を取りに行った際、山田は開口一番「子役がなー。いるかね?」と不安を口にしたそう。“小さな寅さん”らキャスティングが最重要課題だったが、最終的に寅次郎役の藤原をはじめふさわしい俳優陣が顔をそろえ、完成作を観た山田から電話で喜びの感想が伝えられたという。登壇者たちの笑顔の中心にいた藤原は「撮影はバラバラだったから(完成品を)観たときはちゃんと詰まっていてびっくりして、2話はどうなってるんだろうなって待ち遠しいです」と朗らかに述べる。光子の夫・車平造役の毎熊からささやかれると「好きな女優さんは井上真央さんです!」と元気いっぱい声に出し、井上を笑わせた。
そんな藤原の明るさに、“おいちゃん”こと車竜造役の泉澤は「現場では子供たちのパワーに勇気付けられていました」と笑顔。毎熊は「実は、寅(藤原)とは現場で話さないで過ごそうと決めていたんです。でもずっと『お父ちゃん、お父ちゃん!』って後ろから付いて来て……あきらめようと(笑)。学校や宿題の話をしたり、そうやって過ごすうちに自分が本当に親父になったんじゃないかという気持ちになってきました」と撮影を懐かしみ、岸井も「寅が笑うと現場の空気がパッと明るくなって、寅がいじけるとみんなで『どうしたの?』とかまって。そういう雰囲気が楽しかったです」とほほえみながら藤原を見つめた。
土曜ドラマ「少年寅次郎」は、NHK総合にて10月19日に放送スタート。10月16日からはNHK BS4Kでもオンエアされる。
土曜ドラマ「少年寅次郎」
NHK総合 2019年10月19日(土)スタート 毎週土曜 21:00~21:49
NHK BS4K 2019年10月16日(水)スタート 毎週水曜 19:50~20:39
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リンク
- 土曜ドラマ「少年寅次郎」公式サイト
- 「男はつらいよ」公式サイト
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毎熊克哉、泉澤祐希出演「少年寅次郎」会見が行われました!やっぱり寅ちゃんに会うと、みんな笑顔になります。かわいかったなあ。放送は19日から、お楽しみに~ https://t.co/ny2cANsVAI