京アニ特集や「カツベン！」など全27作、京都ヒストリカ国際映画祭ラインナップ発表

10月26日から11月4日に京都・京都文化博物館で開催される、第11回京都ヒストリカ国際映画祭のラインナップ全27作品が発表された。

「歴史」というテーマのもと、日本だけでなく世界各国の作品を上映する同映画祭。「ヒストリカ・スペシャル」のオープニング作品は、周防正行がメガホンを取り成田凌が主演を務めた「カツベン！」に決定した。同作のプロデューサー桝井省志と、活弁士の片岡一郎によるトークショーも実施予定だ。

特別企画「今こそ語り合おう京都アニメーション、そして京都がアニメ文化史に刻んだ足跡を深掘りする」では、アニメ草創期、戦後の拡大期、そして現在に至るアニメ文化史を3部に分けて紹介。第1部「京都アニメーション作品の魅力」では「涼宮ハルヒの消失」「映画 けいおん！」「たまこラブストーリー」「劇場版 響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～」が上映される。第2部「アニメ草創期─人材の苗床としての京都」では「煙突屋ペロー」「くもとちゅうりっぷ」「桃太郎 海の神兵」が登場。続く第3部「時代劇文化が日本のTVアニメを変えた」では、日本初の劇場用長編カラーアニメーション「白蛇伝」の4Kデジタル復元版がスクリーンにかけられる。また小田部羊一、勝間田具治、清水慎治によるトークショーが実施されることも明らかに。

「ヒストリカ・フォーカス」では東映アニメーションの前身である東映動画制作のアニメーション「太陽の王子 ホルスの大冒険」「長靴をはいた猫」など5本を上映。「子連れ狼」シリーズの特集も用意された。

「ヒストリカ・ワールド」では世界中から集めた歴史映画の中から日本初上映の4作品をセレクト。アメリカ映画「ダムゼル とらわれのお嬢さん」、フィリピン映画「ミステリー・オブ・ザ・ナイト」、イギリス映画「カーミラ ―魔性の客人―」、インド映画「トゥンバード」がラインナップに並んだ。

来場ゲストやチケット、上映スケジュールの詳細は映画祭の公式サイトで確認してほしい。

第11回京都ヒストリカ国際映画祭

2019年10月26日（土）～11月4日（月・振休）京都府 京都文化博物館
前売り券発売日：10月5日（土）※詳細は公式サイトにて順次発表予定

特別企画「今こそ語り合おう京都アニメーション、そして京都がアニメ文化史に刻んだ足跡を深掘りする」

第1部 京都アニメーション作品の魅力
「涼宮ハルヒの消失」
「映画 けいおん！」
「たまこラブストーリー」
「劇場版 響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～」

第2部 アニメ草創期─人材の苗床としての京都

「煙突屋ペロー」
「くもとちゅうりっぷ」
「桃太郎 海の神兵」

第3部 時代劇文化が日本のTVアニメを変えた

「アンデルセン童話 にんぎょ姫」
「白蛇伝」※4Kデジタル復元版
「少年猿飛佐助」
「わんわん忠臣蔵」※デジタルリマスター版、日本初上映

ヒストリカ・スペシャル

「カツベン！」※オープニング上映
「祇園小唄 絵日傘 舞ひの袖」※4Kデジタル復元版

ヒストリカ・ワールド

「ダムゼル とらわれのお嬢さん」※日本初上映
「ミステリー・オブ・ザ・ナイト」※日本初上映
「カーミラ ―魔性の客人―」※日本初上映
「トゥンバード」※日本初上映

ヒストリカ・フォーカス

アニメーションの「なつぞら」時代：東映動画まつり

「白蛇伝」※4Kデジタル復元版、英語字幕あり
「少年猿飛佐助」※デジタルリマスター版、日本初上映
「わんわん忠臣蔵」※デジタルリマスター版、日本初上映
「太陽の王子 ホルスの大冒険」※デジタル版、英語字幕あり
「長靴をはいた猫」※デジタルリマスター版、日本初上映

劇画から妄想する時代劇の可能性：子連れ狼まつり

「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」
「子連れ狼 三途の川の乳母車」
「子連れ狼 死に風に向う乳母車」
「子連れ狼 冥府魔道」

ヴェネツィア国際映画祭提携企画

「薄氷の上のゼン」※日本初上映
「IN THE CAVE」※日本初上映、VR

連携企画

1.京都フィルムメーカーズラボ

～カムバックサーモン・プロジェクト～「シャトー・イン・パリ」※日本初上映
～Talk With アミール・ナデリ～「楢山節考（1983年）」※デジタルリマスター版、英語字幕あり

2. KYOTO V-REX実行委員会

連携イベント「HISTORICA×VR 2019」