怪物か、カリスマか、イタリアの元首相描く「LORO 欲望のイタリア」予告編

イタリアの元首相であるシルヴィオ・ベルルスコーニをモデルとする「LORO 欲望のイタリア」の予告編がYouTubeで公開された。

「グレート・ビューティー／追憶のローマ」「グランドフィナーレ」で知られるパオロ・ソレンティーノが監督を務めた本作。政敵に敗北し失脚したベルルスコーニが、スキャンダルにまみれながら首相の座に返り咲こうと野心を燃やす姿が描かれる。「修道士は沈黙する」のトニ・セルヴィッロがベルルスコーニを演じ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョも出演。なお、リッチは本作でベルルスコーニの妻を演じて、2019年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞と2018年のナストロ・ダルジェント賞で最優秀女優賞を獲得した。

公開された映像では、人々がベルルスコーニのうわさ話をする様子や、美女が入り乱れる豪勢なパーティが映し出されている。ベルルスコーニが「私は人生のシナリオを知っているのです」と語る姿も収められた。あわせて公開されたポスタービジュアルには、不敵に笑うベルルスコーニと「この男 怪物か、カリスマか。」というコピーが配置された。

「LORO 欲望のイタリア」は、11月15日より東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。

※「LORO 欲望のイタリア」はR15+指定作品