「アド・アストラ」監督が明かす宇宙描写へのこだわり「CGは必要最低限」

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ブラッド・ピットが主演、製作を兼任した「アド・アストラ」より、監督のジェームズ・グレイのコメントが公開された。

「アド・アストラ」

「アド・アストラ」

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「アド・アストラ」ポスタービジュアル

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本作は、宇宙飛行士ロイ・マクブライドと彼の父親を軸にしたスペースアドベンチャー。太陽系の彼方で行方不明になった父が生きていることを知らされたロイが、宇宙へと旅立つさまが描かれる。

惑星や宇宙空間でのシーンが多くを占める本作だが、撮影はCGを前提としたグリーンバックのスタジオではなく、ほとんどがロケーションで行われた。宇宙の質感にこだわったグレイは、ロケ地としてあまり使われていないような場所を探し回り、火星の地下は米ロサンゼルスを走る地下鉄レッドラインの現在は使用されていない駅にある巨大な地下トンネル、月面の走行シーンはモハーヴェ砂漠などで撮影している。

「CGは必要最低限なんだ。できるだけ本物にこだわるというアプローチをとった。月は高度に開発された入植地として考えた。本作における火星は、有人開拓の最終地点のようなもので、南極大陸にある科学基地を参考にしたんだ」とグレイ。

撮影監督は「インターステラー」「ダンケルク」などクリストファー・ノーランとのタッグで知られるホイテ・ヴァン・ホイテマが担った。ホイテマは持てる宇宙描写の技術をすべて本作の撮影に注ぎ込んでおり、グレイは「宇宙船のモニターにコックピット、背景もCGではなく、実際のもの。無重力のシーンも効果的、効率的に再現していた。本作における宇宙の映像は素晴らしいものになっている」と称賛している。

「アド・アストラ」は、9月20日より全国ロードショー。

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(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

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