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本作は「男女の間に友情は存在するのか」をテーマに、月極のレンタル男友達を巡る三角関係を描いたラブコメディ。主人公の望月那沙を演じた徳永は、まだプロットしかない段階で受けたオファーを「まず男女の友情は成立するのか、という答えのないテーマに挑む監督の強さに惹かれました」と振り返る。
台本を読んでからも「那沙とは同世代だけど、イマイチつかみどころがない。演じるうえでは難しい人物」と考えていたそうで、「正直、友達にいたらいらついてしまう(笑)。優柔不断さもあり、幼さもあり。でもそこが彼女のかわいいところ」と那沙の魅力についてコメント。役作りについては「観る人にいら立ちが残らないように、お芝居の中でちょっとした抜け感みたいなものを足していきました」と語った。
ほとんど演技経験がない中、唯一オーディションで選ばれたユリ役の野崎。映画初出演を果たした野崎を、穐山は「オーディションのときから堂々としてて、いい意味でユリのキャラクターが出てた」と称賛し、徳永も「すごい現場でどっしりしてて、最後のほうはとても頼もしかった」とコメント。一方の野崎はユリのキャラクターを「自分の性格とは間逆。ユリに似た友人をまねて役を作っていきました」と続ける。また那沙の働くWebマガジンの編集長を演じた山田は「女性としての強さや願いみたいなものを手渡されたような人物」と自身の役柄を説明した。
イベントでは登壇陣が「男女の間に友情は存在するのか」を問われる場面も。徳永が「私は(存在すると)思います」と切り出すと、野崎と山田も同意。穐山は「女性は存在する派が多いんですよ」と語りつつ、キャッチコピーの「恋愛感情を飛び越えろ。」を引き合いに作品のテーマに触れる。「仲のいい異性の人だと恋愛感情を意識してしまうときはある。でもそこからタイミングが合わずに友達の関係を続けて、恋愛を飛び越えた固い絆、決して恋愛感情に支配されない絆が生まれてもいいなと思ってこの作品を作りました」と作品に込めた真意を述べた。
「月極オトコトモダチ」は全国順次ロードショー。
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