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お前ら最っ高だな!「仮面ライダービルド」ファイナルステージ、Tシャツで“39”

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「仮面ライダービルド ファイナルステージ&番組キャストトークショー スペシャルバージョン」の様子。

「仮面ライダービルド ファイナルステージ&番組キャストトークショー スペシャルバージョン」の様子。

「仮面ライダービルド ファイナルステージ&番組キャストトークショー スペシャルバージョン」が、10月14日に東京・中野サンプラザにて開催された。

同イベントには、「仮面ライダービルド」ドラマ本編を終えたキャストが勢ぞろいした。第1部では桐生戦兎役の犬飼貴丈や万丈龍我役の赤楚衛二らも出演するヒーローショーを展開。劇中では、本編最終話にて光の切れ目でエボルトを倒した戦兎と龍我が、新世界にたどり着くまでに経験した知られざる物語が描かれた。武田航平扮する猿渡一海、水上剣星扮する氷室幻徳、越智友己扮する内海成彰らと協力し、エボルトと最後の戦いを繰り広げるストーリーの中では、内海が自分を「ウツミン」と呼ぶよう頼んだほか、一海が高田夏帆演じる石動美空に「グリス」と呼ばれてショックを受ける一幕も。バトルシーンには仮面ライダープライムローグや、戦兎と万丈が合体した仮面ライダービルド クローズビルドフォームも登場する。新世界では自分が存在できないことを知りながらも戦う戦兎や、「お前がいなきゃ意味ねえだろ!」と主張する相棒・万丈の姿、そして新世界での2人を描く最終話の再現に、涙を流す観客も続出した。

第2部ではキャストトークショーが開幕した。犬飼は「さあ、最後の実験を始めようか」と、赤楚は「俺は誰も殺してねえ!」とセリフを放ち登場。「みんなのアイドル、みーたんだよっ!」と言った高田に、黄羽役の吉村卓也は「北都のアイドル、黄羽ちゃんだよっ!」とオマージュを捧げる。エボルトの声を担当する金尾哲夫が「よく来たな、人間どもめ!」、石動惣一役の前川泰之が「よう、みんな。ひさしぶり……でもないか」と挨拶すると、一際大きな歓声が上がった。

本編を振り返るコーナーでは、滝川紗羽役の滝裕可里が、記憶がなくなった新世界の紗羽のネイルは「つながっているものがあればいいな」という思いを込めて第1話と同じ紫色にしたと告白。さらに高田も、美空が一海を看取る第47話でグリスカラーの黄色いネイルをしていること、この日も髪に黄色いリボンを付けて登壇していることを明かした。葛城巧役の木山廉彬は、前半は1人での撮影が多かったことから「現場で赤楚くんに会ったら『何しに来たの?』って言われて。いやいや撮影に来たんだよ!」と回想。武田に「今日は何しに来たの?」と聞かれると「遊びに来たんだよ!」と笑いを起こし、「(撮影は)寂しかったけど、巧のテーマである孤独は投影できたかな」とまとめた。

中盤で黒幕であることが明らかになった石動惣一だが、娘・美空役の高田は「私はまったく展開を知らなかった。前川さんに『お父さんどうなるんですか』って聞いても教えてくれなかったんですよ!?」とアピール。それに前川は「言うわけないじゃん! 秘密を抱えて演じる意図もあった」と答える。エボルトについて「最初はどうせそのうち死ぬんだと思っていた」と暴露した金尾は「石動だったとわかったところがモチベーションのピークでしたね。よしこれはまだまだ(出番が)続くぞ!と思ったら、最後まで来ちゃった」と拍手を起こした。

このスペシャルバージョンには北都三羽ガラス・赤羽役の栄信、青羽役の芹澤興人、そして吉村も登壇。当初、青羽は次元大介、黄羽は沖田総司を意識して演じていたという裏話に、観客から驚きの声が上がる。そして栄信は、冬の撮影現場での「凍えてるとき、あっちゃん(犬飼)に『飲んでください』と言ってキンキンに冷えたお茶を渡された」と鬼畜エピソードを披露。高田からアドリブの多さに言及された武田は「今日(脚本家の)武藤(将吾)さんが観てるんだからやめろ! 台本にない文字が見えてくるんだよ……」と力なく主張していた。

本作を「私を女優にしてくれた作品」と称する高田は「正直、ヒロイン(の立ち位置)取られたかなって思ったこともあったけど……」と赤楚を見て、犬飼から「俺のために争わないで!」と嘆かれる。「役に対して一言」という話題では、前川が「ここに出てきて皆さんに謝りなさい」と、木山が「楽しかったよ、と。最後のセリフです」と、芹澤が「新世界ではBEGINのボーカルみたいになってた」と言葉をかけていく。越智は「普通に生きられてよかったね」と、水上は「ダサいけどよくがんばったね」と、そして武田は「まだまだ絶対あきらめるなよ!」と役へメッセージを送った。

名シーンを写真で紹介するコーナーでは、メインライダー4人の撮影中にじゃんけんで負けた武田が、1人だけスクラッシュドライバーの持ち方を変えたところ、「仮面ライダーキバ」でキバットバットを持つときの手と同じだったという話を告白。また赤楚は、最終話のラストシーンで犬飼に丘の上から突き落とされたそうで「映像では2人から地球の画まで引いていって終わったけど、本当は僕があっちゃんを追いかけて2人が森の中に消えて行っていた」と話す。一方犬飼は「落としてみたらどんな反応するのかなって」とあっさり述べた。

終盤には全ライダーが生変身を実施。「お前が戦わなかったら誰がやると思う? 万丈だ」と言って変身した前川に続き、金尾が「お前は俺が作った見せかけのヒーローだ」とエボルトのセリフをたたみかける。水上は変身後に滝を抱き寄せて「隣のホテルで朝まで語り明かそうか」と言い放ち、「Are You Ready?」の変身音に「できてるよ」で答えた武田は「これが最後の祭りだー!」と第47話の変身を再現。犬飼はジーニアスフォームの変身音に続いて「自意識過剰なヒーローの復活だ!」と決めた。

最後の挨拶では、水上が泣くフリをしてから「幻徳とホテル行く人ー!」と呼びかける。しかし男性ファンまで手を挙げたのを見て「それは無理です」と断ったのち、「これで締めます」と言って革ジャンを脱ぎ、Tシャツに書かれた「39」の文字を掲げた。そして滝と高田は号泣しながらファンへ感謝を述べ、武田は「また10年後!」と期待を煽る。赤楚は「みんなで身を削る思いで作った作品。魂の塊です……あ?」とマイペースに言葉を選びつつ、子供たちへ向かって「俺たちはずっと俺たちだし、万丈はずっと万丈だぞ! また会おうぜ!」と叫ぶ。そして犬飼は高校時代の恩師の教えを紹介したあと「皆さんのおかげで走り抜けて来れました。走り切ればいいわけじゃなく、仮面ライダーという次へのたすきを渡さないといけない。無事、奥野壮へとたすきが渡りました。皆さん、奥野壮と仮面ライダージオウを応援よろしくお願いします」と後輩へ託した思いを打ち明け、戦兎のように髪をクシャクシャさせながら「最後に一言。お前ら、最っ高だな!」と笑う。最後に会場の全員と一緒に「勝利の法則は決まった!」と叫んだ犬飼らは、幕が下りる最後の瞬間までファンに手を振り、投げキッスを贈りながらイベントを終えた。

なおこのイベントの模様を収録したDVDが、2月6日に発売される。東映ビデオオンラインショップでは、11月14日の23時59分まで限定予約版の予約受付も実施中。

(c)2017 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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