「仮面ライダービルド」犬飼貴丈や高田夏帆の成長に前川泰之「パパとしてうれしい」

「劇場版 仮面ライダービルド Be The One（ビー・ザ・ワン）」の初日舞台挨拶が、本日8月4日に東京・丸の内TOEIにて開催され、キャストの犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己、滝裕可里、水上剣星、前川泰之、松井玲奈が登壇した。

桐生戦兎 / 仮面ライダービルド役の犬飼が観客へ丁寧に挨拶したのち、万丈龍我 / 仮面ライダークローズ役の赤楚は「この映画は負ける気がしねえ！」とセリフにちなんで叫ぶ。石動美空役の高田は「みーんなのアイドル？」「みーたんだよ！」とファンとの掛け合いを楽しみ、猿渡一海 / 仮面ライダーグリス役の武田は「猿渡一海、29歳独身、心火を燃やして楽しんでいきます！」とテレビシリーズのシーンを再現。「ホテルで朝まで語り明かそうか」のセリフで知られる氷室幻徳 / 仮面ライダーローグ役の水上は「今日は朝なのであのセリフは言わないようにします」と自粛して笑いを起こした。

本作は北九州で3000人ものエキストラを集めた大規模ロケを行ったことから、赤楚は「飛行機の帰りの便が（伊能賢剛 / 仮面ライダーブラッド役の）勝村政信さんと（ブラッド役のスーツアクター）今井靖彦さんと一緒で、ごはんをおごっていただきました。サッカーのことを熱く語り合って、有意義な時間を過ごせた」と回想する。5月にも関わらず暑かったという同ロケを振り返りつつ、犬飼は「僕は去年、夏にコートを着て撮影をしていたので、暑さには慣れていました（笑）」と戦兎の衣装であるトレンチコートにも言及した。

ゲストとしての才賀涼香 / シザーズロストスマッシュを演じた松井は「今度はレギュラーとして出たい。ガジェットを開発する博士みたいなポジションで……」と野望を明かし、武田から「あんまり具体的に言うと、本当にオファーが来ますよ！」と意志を確認される。石動惣一 / エボルト役の前川は、レギュラーキャストたちの成長を見守ってきた身として「犬飼くん、赤楚くんの表情を画面を通して観てもらえたら、その成長ぶりがわかると思う。この役は自分にしかできないという自信に満ちあふれていて、たくましい」と絶賛。さらに娘役の高田について前川が「ドラマの最後のほうに彼女の大事なシーンがあって、いい芝居をして一発でOKをもらったときに、『前川さん、できたよー』ってうれしそうな顔をして走ってきてくれたので、じーんとしました。パパとしてはうれしかった」と感慨深げに話すと、高田も「一番に報告したくて」と笑顔を見せた。

ここでキャストたちへ、「Be The One」というタイトルにちなんで「ナンバーワンを目指したいことは？」というお題が。3児の父である前川が「パパが一番輝いている瞬間や、一番楽しんでいる瞬間を子供たちに見せていたい」と回答して拍手を起こすと、内容がかぶってしまった2児の父・水上は「やっぱり家族っていうのは……」としどろもどろに。武田から「おいヒゲ！ ちゃんとやろう！」とツッコまれた水上は「やっぱり可能性は無限大なので」と言ってジャケットを脱ぎ、Tシャツに書かれた「無限大」の文字をアピールするが、周りから「まったく（話の内容と）関係ない！」と注意された。同じ質問に滝は「それは知らないほうがいいと思う」と滝川紗羽のセリフで答えて場を沸かす。そして「それは冗談として……私は家庭菜園をやってみたいので、がんばって猿渡ファームを超えたい。滝川ファームにしたい！」と武田に対抗してみせた。

続く内海成彰 / 仮面ライダーマッドローグ役の越智は、10年前にサッカーでブラジル代表選手のネイマールと対戦したことを明かし「そのときに絡まれたことがあって……。しかも試合では、僕がキーパーだったんですが、ネイマール1人に10点くらい取られたんです。今やネイマールはビッグスターなので、僕も俳優としてそれくらいの存在になりたい」と告白。そして「仮面ライダーキバ」の紅音也役としても知られる武田は「ベルトを巻いた数は、今のところ仮面ライダー史上僕が一番多いと思う。その記録を伸ばすためにも10年後は前川さんみたいなポジションで出たいな。ナンバーワン仮面ライダーアイドル俳優を目指したいと思います！」とスタッフの方向を向いて熱烈にアピールした。

さらに同質問に対して高田は「一番の夏女になりたい」、赤楚は「梅干しを漬けるのが一番うまい俳優になりたい」と回答。最後に犬飼は「なんといってもこの映画が、お客様満足度および動員数で1位になればと思っています！ よろしくお願いします！」と観客へ強く訴えかけた。

「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」は「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」とともに全国で上映中。