ドラマ「
原作第5巻のエピソードを映像化した完結編となる本作。犬飼は「『いつか(オファーが)来るだろうな』とは思っていました(笑)。これまでにも、ジャブのように連絡があったのですが、再び今回やることになって……。『またか』と思いましたね(笑)」と回想。ゆうたろうも「自分が出演した過去作でも4シーズン続いた作品ってない」と振り返り、今作は顔芸やアドリブの箇所が多かったと打ち明ける。
さらに兄弟役で共演したゆうたろうに関して、犬飼は「物事をはっきり言うから、いい意味で気を使わずにいられます」と述べ、「中身は大人っぽく、達観しているのですが、子どもの部分もある。人間として面白い要素がたくさん詰まっているし、人として魅力的だなと思います」と称賛。一方でゆうたろうは「お互い詰めすぎないし、離れ過ぎない。一緒にいたらしゃべるけど、スマホをいじっている時間もある……と、本当に絶妙な距離感でいてくれるんです。年々、リアルな兄弟感が増しているなと思います」と述懐する。そして犬飼は「今回、『コメディにおける引き出しは、ほぼ出し切った』と思えるほどで、マンガ『あしたのジョー』のように燃え尽きています。視聴者の方には、みんなが『面白い』を全力でやっているところ、真面目にキュンキュンしているところが届けばいいなと思います」とアピールした。
犬飼貴丈・ゆうたろう コメント
オファーが来たときの気持ち
犬飼貴丈:「いつか(オファーが)来るだろうな」とは思っていました(笑)。これまでにも、ジャブのように連絡があったのですが、再び今回やることになって……。「またか」と思いましたね(笑)。
ゆうたろう:自分が出演した過去作でも4シーズン続いた作品ってないですし、スタッフさんや共演者の方とまた会えるのもうれしかったです。撮影現場では「ただいま。今回もよろしくお願いします」という感覚でやらせていただきました。
久しぶりに「絶対BL」メンバーと集まった感想
犬飼:みんな慣れているからリラックスしていました(笑)。
ゆうたろう:特に今回は台詞ではないところの顔芸やアドリブが多く、みんなでつくっている感覚がありました。
あと、毎回オープニングでは歌って踊っていたのですが、今回は犬飼くんが作詞・作曲した楽曲で、バンド形式で撮影をしました。ビジュアルを含めて新鮮でしたし、みんな気合いを入れて臨んだので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
作詞・作曲に込めた思い
犬飼:BLというある種、少しメルヘンな世界というものにロックっぽいテイストをどう落とし込むかを考えたりしました。
役と自身の共通点
犬飼:「物事を客観視しようとするところ」はモブに近いのかなと思います。ただ、モブはそこで巻き込まれていくので、結果として客観視できてはいないのですが……スタンスは似ていると思います。
ゆうたろう:僕は、きらびやかな職業に就いてはいるものの、いまだにこの状況を不思議に感じることがあるんです。綾人くんもモブ家の一員なのに、BLの世界では主人公的な立ち位置。自分はそんなつもりがないのに、めまぐるしく環境が変わるところは似ているな、と思います。
役作りで工夫していること
犬飼:これは「作品において」かもしれませんが、余白があったらとにかく埋めています。思いついたことはとりあえずやって、監督に取捨選択してもらう。「意味をなさない場所に、どれだけ意味を持たせるか」をやってきた4年間だったような気がしますね。
ゆうたろう:みんなで面白い方向に向かっているとき、そこで一緒にボケるのではなく、(役回りとして)ツッコミに徹していました。犬飼くんはアドリブを入れてくるし、僕もすぐにふざけちゃうのですが、空気に引っ張られすぎないように気をつけていました。
互いの印象
犬飼:物事をはっきり言うから、いい意味で気を使わずにいられます。中身は大人っぽく、達観しているのですが、子供の部分もある。人間として面白い要素がたくさん詰まっているし、人として魅力的だなと思います。
ゆうたろう:お互い詰めすぎないし、離れ過ぎない。一緒にいたらしゃべるけど、スマホをいじっている時間もある……と、本当に絶妙な距離感でいてくれるんです。年々、リアルな兄弟感が増しているなと思います。
(犬飼に)「これは主役級だ」と思ったモブの特技や性格
犬飼:巻き込まれ体質ではあるのですが、それってこの世界においては最もBLしやすい展開。「巻き込まれやすい」ということは、BLの世界では主人公になりうるキャラクターなのかなと思いますね。
(ゆうたろうに)綾人の恋人・東條(塩野瑛久)とのシーンを撮影した印象
ゆうたろう:二人はカップルとして成熟してきた印象がありますね。モブの妄想の中では激しい綾人くんと東條ですが、現実世界では割と等身大で落ち着いています。塩野くんや監督とも話し合いつつ、フラットに演じることができました。
本作の魅力や、TVerでの視聴者にお薦めしたい見どころ、楽しみ方
犬飼:今回、「コメディにおける引き出しは、ほぼ出し切った」と思えるほどで、マンガ「あしたのジョー」のように燃え尽きています。視聴者の方には、みんなが「面白い」を全力でやっているところ、真面目にキュンキュンしているところが届けばいいなと思います。
また、次の放送までに何度でも見返せるのがTVerの魅力です。自分のペースでご覧いただければと思います。
ゆうたろう:周りの友だちや家族から「TVerで見たよ」という声をいただくことが多いし、僕自身もよくTVerを活用しています。「絶対BL」は20~30分と気軽に見られる時間だと思うので、移動中やお仕事の休憩中など、隙間時間にご覧いただきたいですね。
特に注目なのがオープニングです。今回挑戦したバンドは、台詞を覚えるよりも大変だったんじゃないかと思うほど、必死に練習しました(笑)。その「がむしゃら感」がそのまま映像に映っていると思いますので、TVerで繰り返しご覧いただきたいです。
「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル」放送情報
放送局・放送日時
ABCテレビ 毎週日曜 25:10~
※関西ローカル
配信
放送終了後、TVerで見逃し配信
FODで独占配信
スタッフ・キャスト
原作:紺吉「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」
脚本:川﨑いづみ
監督:三木康一郎
音楽:小山絵里奈
主題歌:moxymill「Sugar×Bitter」/ 春風レコード「夜に潜って」
出演:犬飼貴丈 / ゆうたろう / 伊藤あさひ / 塩野瑛久 / 和田颯 / 世古口凌 / 猪塚健太ほか

映画ナタリー @eiga_natalie
犬飼貴丈&ゆうたろう「絶対BL」で真面目にキュンキュン、“リアルな兄弟感”にも言及(コメントあり)
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