東京の池袋シネマ・ロサが贈る「新人監督特集上映」の1本として、短編「
黒沢清や
本作の公開にあたり、坂元は「見たいものだけを見ることが生きる術とされる世界で、この人たちは見たくないものばかり見ていて、それはそれで何やら満たされている。そんな、妙に幸福感を覚えるラストでした」と、諏訪は「私とあなたは同じ一つの景色を見れるのだろうか? それが可能に思える瞬間に、世界は壊れ、はなればなれになってしまう。絶望と希望の狭間にあるその儚さの(つまり映画の)味わいが確かにそこにある」とコメントを寄せた。
特集では本作とともに、西川の過去作「ゼンラレジスタンス」と川原の監督作「がらんどう」も併映。連日20時30分から上映を行い、舞台挨拶やトークショーの実施も予定している。また「新人監督特集上映」では、今後「
坂元裕二 コメント
見たいものだけを見ることが生きる術とされる世界で、この人たちは見たくないものばかり見ていて、それはそれで何やら満たされている。そんな、妙に幸福感を覚えるラストでした。
古厩智之 コメント
閉じこめられている。
ピアノ屋で、家で、不穏な通奏低音が響く中、強くそう感じる。
ふたりがピアノを弾くシーン。
その閉じこめられた部屋で、奏でられる2台のピアノ。
背を向けたままで、互いの顔も見ずに、だけど通じ合う。
あぁ、そうかと思う。
「テーマを絵にしよう」という強い意志。それがこの映画を美しくしている。
車がクラッシュする「トンネルの出口」。
時空を越え、「現在と過去がつながる幻視」。
「緑の中、罪を背負ったままカーブを曲がり消えていく男」。
映画であることの喜び。それは運動体そのものになりたい意志が見えてくることなんだなぁ。
幻視を現前させようとしていて、興奮しました。
諏訪敦彦 コメント
私とあなたは同じ一つの景色を見れるのだろうか? それが可能に思える瞬間に、世界は壊れ、はなればなれになってしまう。絶望と希望の狭間にあるその儚さの(つまり映画の)味わいが確かにそこにある。
西川達郎の映画作品
リンク
- 映画「触れたつもりで」公式サイト
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- 「触れたつもりで」 予告編
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おおとも ひさし @tekuriha
”「バウムちゃんねる映画祭」の大田恵里圭、”
坂元裕二ら推薦、女子高生と元犯罪者の触れ合い描く短編「触れたつもりで」上映(コメントあり / 動画あり) - 映画ナタリー https://t.co/Bokhnkzs6b