「攻殻機動隊」のVR作品、ヴェネツィア映画祭へ正式招待

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Production I.G制作のVR映像作品「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」が、第75回ヴェネツィア国際映画祭のBest of VR部門に正式招待されたことがわかった。

「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」ビジュアル

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「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」

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本作は、士郎正宗原作の「攻殻機動隊 新劇場版」の世界がVR映像によって体感できるもの。2016年より複合カフェのVR作品視聴サービス、スマートフォンアプリ配信、プラネタリウム投映などさまざまなメディアで展開されてきた。

監督の東弘明は「この作品を通して、視聴を超え一つの経験となりうるVRフィルムという新しいメディアの可能性を、一人でも多くの人々に知っていただけたら嬉しく思います」とコメント。そしてクリエイティブディレクターの浅井宣通は「東弘明監督、そして多くのクリエイターの皆さま、プロダクションI.Gの皆さまと本当に苦労しながら作り上げた作品だったので、今回の正式招待は本当にうれしいです!」と心境を語った。

第75回ヴェネツィア国際映画祭は、イタリア現地時間8月29日から9月8日にかけて開催される。

東弘明 コメント

この度はヴェネツィア国際映画祭のBest of VR部門への正式招待をいただき大変光栄です。
VRフィルムの制作手法が確立されていない時期から共に試行錯誤し、作り上げてくれたCGアーティスト達、そして監督する機会を下さった関係者の方々に深く感謝しています。
2016年はVRやAR、AIといった新しいテクノロジーが台頭し始めた年でもあり、その先の未来を予感させる攻殻機動隊という題材をVRで描くという事に必然性を感じたことを覚えています。
私たちはVRを用いたストーリーテリングを通して、登場人物に寄り添い、彼らの感情を追体験することで、違う視点や価値観を知ることができます。
それは仮想ではなく、現実の生活を豊かにしてくれる力があると私は信じています。
この作品を通して、視聴を超え一つの経験となりうるVRフィルムという新しいメディアの可能性を、一人でも多くの人々に知っていただけたら嬉しく思います。

浅井宣通 コメント

東弘明監督、そして多くのクリエイターの皆さま、プロダクションI.Gの皆さまと本当に苦労しながら作り上げた作品だったので、今回の正式招待は本当にうれしいです!
私というより関わって下さったすべてのクリエイターの皆様へ、心よりおめでとうございます!! これがキッカケで次のVR大作をまた皆さまと一緒に作れることを心から願っております。

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(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

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