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劇場版「それいけ!アンパンマン」シリーズの第30弾となる本作は、好奇心旺盛でちょっと不思議な子“クルン”とアンパンマンたちが、アンパンマン誕生のきっかけとなった“いのちの星”を救うため奮闘する物語。30年間アンパンマンの声を担当してきた戸田は「おかげさまで30周年を迎えることができて感慨もひとしおです」としみじみ述べる。クルンを演じた杏が「映画館に来るのが初めての子は?」と客席に問いかけると、会場からは子供たちの「はーい!」という大きな声が。杏は「みんなのデビューと30周年の場に立ち会えてとってもうれしいです」と笑顔を浮かべ、ばいきんまんが作ったメカ・ゴロンゴロに扮した児嶋は「大島さん!」という呼びかけに「児嶋だよ!」とお約束のツッコミをし、「アンジャッシュも25周年なので、四捨五入すると30周年ということで一緒に祝っていただけたらと思います」と挨拶した。
「アンパンマン」で映画館デビューをする子供たちが多いことにちなみ、登壇者たちに「デビューしたいことは?」という質問が。「もうデビューすることなんて見当たらないんですけどね(笑)」と前置きをした戸田は「梅干しを漬けたこと」と明かし、杏は「ミシンを買いました。子供が双子でこれから必要になってくる機会が多いと思って」と話す。児嶋は2人に「梅干しとかミシンとか(話題が)渋いんですよ」と言いつつも、「目が悪くなってきたんで老眼鏡デビューしようかと」と打ち明ける。「ルビが振ってあるから、僕でも読めると思って小学生新聞を取ってるんです。でも今、老眼でルビが見えないっていう訳わからないことになってるんですよ!」と嘆いた児嶋は、「ね、子供の前ではこういう話をしないと」と無理やりまとめて、大人たちの笑いを誘った。
ここで、主題歌「アンパンマンのマーチ」を歌うドリーミングが登場し、キャストと観客も巻き込み同曲を大合唱。子供たちの元気いっぱいな声が劇場に響いた。さらに終盤では、30作目の映画公開を記念したくす玉が登場。「意外に引きが軽かった。人生こんな感じかな(笑)」とくす玉を割った感想をつぶやいた戸田は、最後に「アンパンマンは私にとって、やなせたかし先生そのものなんです。先生はいつも『戸田さん、人が喜ぶことをやりなさい。人生は“喜ばせごっこ”』だとおっしゃっていました」と2013年に死去した原作者やなせたかしへ思いを馳せ、「今回のアンパンマンは“なんのために生きるのか”ということを問いかけるお話。親御さんたちにもためになる話になっていると思います。アンパンマンは100年続く番組だと思っておりますので、これからも力の限りがんばっていきます」と力強く宣言し、イベントを締めくくった。
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