「鈴井貴之の道民ドラマ」放送日決定、北海道長沼高等学校の生徒と波岡一喜が出演

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鈴井貴之の道民ドラマ」の放送日が10月24日に決定。キャストも発表された。

左から鈴井貴之、湯浅綾人さん、喜井そらさん、波岡一喜

左から鈴井貴之、湯浅綾人さん、喜井そらさん、波岡一喜

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「鈴井貴之の道民ドラマ」撮影風景

「鈴井貴之の道民ドラマ」撮影風景[拡大]

本作は、鈴井貴之が脚本を手がけ監督も務めたドラマと、NHKディレクターがその舞台裏を撮影したドキュメントで構成。鈴井が小学校高学年から高校時代を過ごし、自主映画を撮影し始めた“創作の原点”である北海道・長沼町が舞台となる。主人公およびヒロインを演じるキャストは鈴井が自らオーディションを行い、北海道長沼高等学校の生徒である湯浅綾人さんと喜井そらさんを抜擢。主要キャストとして波岡一喜も出演した。

「鈴井貴之の道民ドラマ」はNHK総合・北海道で19時30分から放送され、NHK ONE(NHKプラス)で見逃し配信。オンエア当日はNHK札幌放送局にてパブリックビューイングが開催される予定で、鈴井がゲストとして登場する。

ドラマ作品情報

北海道道 Presents「鈴井貴之の道民ドラマ」放送情報

放送局・放送日時

NHK総合・北海道 2025年10月24日(金)19:30~20:15

あらすじ

来春で廃校となる、長沼夕陽ヶ丘高校。最後の学校祭を盛り上げるため一肌脱ごうと祭りの準備を張り切る鍵谷晋らOBたちを、3年生の中田大樹と山村瑞穂は、どこか冷めた目で見ていた。東京の大学へ進学することを決めている山村と、家業の酪農を継ぐことを親から期待されるも答えを出せずにいる中田。「片田舎は人生の選択肢が限られている」と嘆きながらも祭りの象徴となる山車作りに加わる中田を見て、山村は「従順だね」と皮肉を漏らす。そして迎えた学校祭の前夜、完成した山車をめぐって、中田たちは“ある事件”に巻き込まれる。

スタッフ・キャスト

スタッフ

監督・脚本:鈴井貴之

キャスト

中田大樹(なかただいき)役:湯浅綾人(ゆあさあやと)
山村瑞穂(やまむらみずほ)役:喜井(きい)そら
鍵谷晋(かぎたにすすむ)役:波岡一喜(なみおかかずき)
岩政光男(いわまさみつお)役:武田晋(たけだすすむ)
栗原百華(くりはらももか)役:坂口紅羽(さかぐちくれは)
黒澤武(くろさわたけし)役:桃野慎也(もものしんや)

コメント

番組に込めた思い、視聴者へのメッセージ

鈴井貴之

鈴井貴之

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MCを担当している北海道道は、北海道の様々な問題を視聴者の皆さんに提供している番組なので、僕自身も北海道の知らなかった現状をたくさん知る機会になっています。その中でスタッフの方から「昨今、北海道が舞台の綺麗で美しい風景が並ぶドラマが多い。また東京制作のドラマが多い中、本質的に北海道民の気持ちや現状を踏まえたドラマって果たしてあるのかな?」という意見を伺いました。そして、「北海道には鈴井さんがいるじゃないか!」と光栄にも仰っていただいたので、「一緒に北海道の色々なものをドラマ化していきませんか?」という話になりました。
今回は廃校になる高校を舞台にしました。僕自身も長沼町の長沼高校出身ということもあり、ある意味主役の二人(中田・山村)が作品の中で吐露している部分は、僕が青春時代に感じていた「地方だと可能性が制限される」というものでもあります。
また今回、役を決めるにあたりオーディションを実施しました。東京だと事務所からのスカウト等、様々なチャンスがありますが、地方にいるが故にご縁がないことがたくさんあると思います。各分野においても若い世代の子どもたちがチャンスを掴めなくなり、札幌や東京に出てやっと自分の人生がスタートするような思いの子どもたちが多いのかなと思います。自分自身もそうだったので、そのような思いをこの作品に込めて作り、撮影させていただいています。

長沼町に対する思いやエピソード

鈴井貴之

数十年振りに長沼にいるので街並みは変わっていますが、「この道は部活で走った」とか「ここは通学路だった」と思うことがあります。
長沼高校で撮影をしましたが、校舎が全部変わっていて僕が在学していたころの面影はありませんでした。でも、エキストラで参加された当時の先輩や同級生に再会しましたので、当時のことを思い出し、懐かしいなという思いは強いですね。

ドラマのロケを経験してみての感想

湯浅綾人

湯浅綾人

湯浅綾人[拡大]

元々特撮系が好きで、特撮ヒーローをやりたいと思っていました。ドラマの舞台裏を見るのも好きだったので、自分が実際にドラマの現場に参加できて良かったです。

喜井そら

喜井そら

喜井そら[拡大]

レッスンの時は、とても緊張していました。オーディションには受かったけれど、本当にできるのかな?と思っていました。でもスタッフの皆さんの雰囲気がすごく良くて、よく笑ってくれるし、よく褒めてくれます。だから緊張もほどけましたし、やればやるほど楽しく撮影ができました。

長沼町でのロケの感想

波岡一喜

波岡一喜

波岡一喜[拡大]

空気が良いです! 実は小学校4年生から6年生まで札幌に住んでいたので、元々北海道には親しみを感じていました。
出身は大阪ですが、第二の故郷という思いもあり、北海道に来ること自体、故郷に帰ってくる感じもありました。
長沼町での撮影の際に、地元の方々と話す機会がありました。「大豆を作っていて、日本一だった。でも他市町村の合併で抜かれてしまった。」などお話を伺い、触れあうことで一層このドラマで長沼町が盛り上がるきっかけになればいいなと思うと同時に、ドラマの一端に関われたことを嬉しく思っています。
(長沼町は)人口が減っていると言われていますが、(中田役の)湯浅くんから「特撮ヒーローになるにはどうすればいいですか?」と聞かれましたので、「まず東京に行かなければだめだね」とアドバイスしました。(もし彼が東京に行ったら)また人口を1人減らしてしまうことになるので、申し訳ないことをしました(笑)。
ただ、長沼町出身の特撮ヒーローが生まれることで町が盛り上がり、(長沼町に)100人帰ってきたらいいかなと思いますので、彼が有名になったら僕のおかげと思ってください!(笑)

鈴井貴之の印象

湯浅綾人

とても優しいです!

喜井そら

親からは「(鈴井さんは)すごい人だから、緊張感を持って!」と言われましたが、現場では笑顔で接してくれてよかったです!

役と自分自身の共通点

湯浅綾人

私が演じる中田は、地元で酪農を継ぐのか、東京など広い世界に出ていくのか、何をするのか迷っている役です。私も、親が介護の仕事をしていて、その様子をずっと見ていたので、介護職に就きたい気持ちもあるし、東京に行って特撮ヒーローになりたいという2つの気持ちがあるので、主人公と似ているなと思いました。

喜井そら

私も、演じる山村の気持ちに共感できます。私もずっと田舎で育ってきましたが、行きたい大学も地元ではないところですし、役ほど冷たくはないけど、町の人たちに対しても「小さい町なのに、皆すごく頑張っているな。」と客観視するところは似ていると思います。

高校生2人について、演者としてのポテンシャルを感じる部分

鈴井貴之

(ポテンシャルに)正直びっくりしています! まったくの初心者でオーディションさせていただいて、1か月くらい毎週日曜日に集まって稽古を重ねましたが、実際どこまでやれるかは僕自身非常に不安で、当初は「なにを請け負ってしまったんだろう…」と思いました。
やはり、プロの俳優さんだとサクサク早いし計算もできますが、「今回は計算できないぞ…!」と先行きがわかりませんでしたが、若い子ってすごいなと思いました。この二人の吸収力にびっくりして、撮影しながらも成長しているのがすごいなと思います。

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