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第70回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品された本作は、英会話教室のアメリカ人講師に恋をした43歳の独身OL・節子が、東京と米ロサンゼルスで大騒動を巻き起こすコメディドラマ。寺島が節子を演じ、節子の姉・綾子に南、節子の姪・美花に忽那が扮した。
アメリカやフランスでの公開を経て日本に上陸した本作。アメリカでは第33回インディペンデントスピリット賞の新人作品賞と主演女優賞にノミネートされ、平柳と寺島は3月初旬にそろって授賞式に参加してきた。寺島は「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンドと同じ部門の候補になったということで、「彼女とお話できたことは宝物。帰りの飛行機では『スリー・ビルボード』を観ました。いい女優さんに会えたなあと。いいお土産を持って帰って来られてよかったです」と感慨深そうに回想する。
すると平柳から「(マクドーマンドが)演技を褒めていましたよ!」と報告が。寺島もマクドーマンドから本作を観た感想を聞いていたようで、平柳とマクドーマンドが同じエージェンシーに所属していることから、「次回作で彼女と監督が組んでいたらすごいですよね!」と夢を膨らませた。
劇中にはジョシュ・ハートネット演じる英語講師のジョン、役所広司扮する英会話教室の生徒・トムこと小森という2人の男が登場する。「どちらの男性がタイプ?」という話題になると、寺島は真っ先に「モーテルの入り口にいたエキストラさん!」と答え、南もすかさず「あの人よかった!」と同意。そしてしばらく悩んだのち、南、忽那、そして平柳もトムを選び、イベント後に映画を鑑賞する観客の期待を高めた。
最後に寺島は「この映画がまだまだ翼を広げて、世界のいろいろなところで上映されることを願っています」と気持ちを込めてコメント。平柳は「おそらく皆さんが想像しているコメディではないと思います」と前置きし、「私が言いたかったことは、人生に困惑することも大事じゃないかということ。そこに秘めた可能性を感じていただければうれしいです」と本作に込めた思いを伝えた。
「オー・ルーシー!」は4月28日より東京・ユーロスペース、テアトル新宿ほかで公開。
※平柳敦子の柳は木へんに夘が正式表記
※「オー・ルーシー!」はR15+指定作品
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