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「オー・ルーシー!」寺島しのぶ、ロスでの撮影で解放感「気分が高揚した」

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「オー・ルーシー!」記者会見にて、左から寺島しのぶ、平柳敦子。

「オー・ルーシー!」記者会見にて、左から寺島しのぶ、平柳敦子。

本日4月26日、「オー・ルーシー!」の記者会見が東京・日本外国特派員協会にて行われ、主演の寺島しのぶ、監督の平柳敦子が出席した。

本作は、寺島演じる43歳の独身OL・節子が英会話教室のアメリカ人講師ジョンに恋をし、彼と再会するため米カリフォルニアを訪れる物語。寺島は「結婚11年目を迎えた今日、こうして来られたことをうれしく思う」と客席にほほえみを投げかけた。

役へのアプローチに関する質問を受けると、寺島はアメリカでの撮影を振り返る。「日本で最初とラストの撮影をしたあとはロサンゼルスへ。私の場合は役作りでなく、普通に飛行機に乗って、狭苦しい日本を脱出して、人がいくら歩いてもぶつからない土地に行ったという感じ。撮影しているうちに気分が高揚していきました」と述懐し、「日本とアメリカでメイクは大して変えていませんが、断然アメリカ(で撮影したシーン)のほうがきれいに見えたと言ってもらえて。アメリカという土地は人を解放するんですね」と懐かしそうに語った。

会見では、ジョンに扮したジョシュ・ハートネットのコメント映像の上映も。ハートネットは共演した寺島について「彼女は英語を話せないと言っていたが実は嘘なんだ。僕が言ってることをすべて理解していた。やられたなと思ったね」と裏話を明かし、平柳には「僕を選んでくれてありがとう」と感謝を伝えた。

本作には南果歩、忽那汐里、役所広司といった日本人キャストも出演している。会社帰りに英会話教室に通う生徒を演じた役所のついて「『Shall we ダンス?』をほうふつとさせた」と観客から指摘されると、平柳は「役所さんは社長、ヤクザ、ホームレス、どんな役もできる人。今回いろんな顔を持ったキャラクターの役だったので、プロデューサーと『やっぱり役所さんですよね』と。でもキャスティングできるなんて夢にも思ってなかった」と説明し、満足げな表情を向けた。

また本作はカバレッジと呼ばれる、あらゆるアングルから撮影するハリウッド流の方法が取り入れられたため、平柳は「寺島さんはほぼ全シーンに参加されているから、相当負担になったのでは?」と心配する。すると寺島は「私は若松(孝二)組で、テストなしで本番という超インディペンデントな撮影に慣れてしまっていて。私がすぐ飽きるタイプの女優だってわかっていたようで(笑)」と笑い、「でも敦子さんは空手の黒帯(所持者)だから相手をどう導いたらいいのか、本能的にわかっている方でした」と平柳から受けた演出を称えた。

「オー・ルーシー!」は4月28日より東京・ユーロスペース、テアトル新宿ほかで公開。

※平柳敦子の柳は木へんに夘が正式表記
※「オー・ルーシー!」はR15+指定作品

(c)Oh Lucy,LLC

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