動物写真家・
本作は、とある小さな島で暮らす70歳の元教師・大吉と彼の飼い猫タマの暮らしを描く物語。大吉を落語家の
岩合は「今までに見たことがない猫の映画をみなさまにお届けできるように、日々張り切って撮影しております。ご期待ください」とコメント。志の輔は「岩合監督からはもちろん、ネコの『タマ』さんからも駄目出しされないよう、精一杯努めたいと思っております」と述べている。
「ねことじいちゃん」は2019年に全国でロードショー。
岩合光昭 コメント
監督のお話をいただく前に原作のコミック「ねことじいちゃん」を偶然にも読んでいました。ほのぼのとして、なにか懐かしい感じがして、良い印象を持っていました。そこにこれを映画化しませんか?という話がきて、とても光栄に思い、お役に立てるかどうかわかりませんけど、精一杯努めさせてもらいますと、初監督に挑戦することを決めました。
主役の大吉というキャラクターは、元校長先生ですが、どなたに演じてもらうのがいいだろうと思ったとき、頭に浮かんだのが志の輔師匠でした。以前、志の輔師匠と食事をする機会がありまして、話し方が学究肌という印象を受けました。すぐにオファーをさせていただきましたが、実は最初、志の輔師匠から「大役を軽はずみに引き受けられない」とお断りの返事をいただきました。しかし数日後、志の輔師匠よりお電話をいただき、再度何度かの話し合いを持ち「私でできることであれば。」と、引き受けて頂けました。そのお気持ちに背筋が伸びるというか、もう本当に嬉しかったです。
一方で主演の猫、タマを務められる猫が見つかるのかという不安もありました。たくさんの猫たちに会い、そこでベーコン(猫の名前)を見つけました。いい顔しているな、という印象と、志の輔師匠にも実際に会ってもらった時に何度も師匠の顔を見上げていて、その様子がまさに映画の中の大吉とタマで、もうこの子しかいない!と。
この映画「ねことじいちゃん」では人のストーリーとともに、猫のストーリーも作り上げていきたいなと思っています。今までに見たことがない猫の映画をみなさまにお届けできるように、日々張り切って撮影しております。ご期待ください。
立川志の輔 コメント
「えっ、落語家の私にですか!?」青天の霹靂とはこのことで、何かの間違いだとしか思えないほどのムチャぶりのオファーでした。けれども、そのときすでに私は、世界に名だたる動物カメラマンである岩合さんの大ファンでもありましたし、ましてや初監督作品とのこと、この不思議なご縁は、私も大好きなネコ達がこしらえてくれたものだと信じ、初挑戦させていただくこととなりました。岩合監督からはもちろん、ネコの「タマ」さんからも駄目出しされないよう、精一杯努めたいと思っております。
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- ねことじいちゃん(4)| KADOKAWA
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