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知念は、単独初主演作の初日を迎え「とんでもなく緊張しております。昨日……もう1週間くらいですかね、そわそわして寝る時間が減っていって、今日のことを考えるとドキドキとワクワクでいっぱいでした。1回しかない機会なので、この空気を楽しみながらやっていきたい」と心境を口にする。知念と同じく約10カ月かけて楽器を特訓した中川は、「ドラムの練習を含めてこの作品とともに過ごした時間が本当に長い」としみじみ。小松は「取材のときも、みんなと話し出すと止まらなくて、そのあともずっとしゃべり続けていた。本当に幸せで楽しい、かけがえのない時間でした」と話した。
イベントでは“運命を変える一生ものの友情、恋、音楽との出会い”を描く同作にかけて「それぞれにとっての一生ものは?」というお題が。「矢沢永吉さんの言葉」と答えた三木は、「インタビューか何かでおっしゃっていた『楽しめ』っていう一言。窮地に立たされても、もう1人の自分が『楽しめ』と言えばいい。1本目の映画で苦しんでいたとき、その一言で身軽になる体験をした。僕の現場はスタッフ、キャストがまず楽しむということを第一目標にしています」と説明する。
松村は「服」と回答し、「9年前、僕が初めてテレビに出たときに着ていた服をいまだに持っています。僕、ジャニーさんの“『YOU、出ちゃいなよ』経験者”で(笑)。そのときの衣装が地味だったので『私服で出ちゃいなよ』と言われました」と裏話を披露。「写真」と答えた真野は両親が作ってくれたアルバムが10冊以上あると明かし、「家族」と答えた中村は「娘が成人を迎えるとき僕は80歳。本当に一生働き続けないといけない。励みになります」と解説した。
「手紙」を挙げた小松は、クランクイン前に三木から手紙をもらったそうで「『この作品はこうしていきたい、りっちゃんとしてこういうふうにいてほしい』とか、グッとくる手紙だったんです」とコメント。「役者」だという中川は、「カッコつけちゃったんですけど……(笑)。このお仕事が一生ものだと思ってます」とはにかみ、10歳の頃に原宿・竹下通りでスカウトされたことを振り返り「あの日あの時間にあそこにいなかったらきっと声をかけられることもなかったし、ここにもいないと思うと、奇跡というか。僕の人生はまったく違うものになってたと思う」と語った。
そして知念は「映画『坂道のアポロン』」と回答。「ピアノの練習から含めるとこの作品に関わったのは1年半くらいで、ここまで長い期間かけて1つの仕事をしたことも初めてだったので、僕の中で一生忘れることのできない映画になりました」と思いを明かす。またクランクアップ後も中川と2人でスタジオに足を運んだという知念は、「『アポロン』ロスになってしまって。2人で(撮影を)思い出しながらセッションしました」と回想。そして最後に「この映画をたくさんの方々に観ていただいて、誰かの一生ものの作品になってくれたら」と観客へメッセージを送った。
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