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斎藤工が二階堂ふみのボディガードに、「探偵物語」がドラマ化

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「探偵物語」より、辻山秀一役の斎藤工(右)と新井直美役の二階堂ふみ(左)。

「探偵物語」より、辻山秀一役の斎藤工(右)と新井直美役の二階堂ふみ(左)。

赤川次郎による小説「探偵物語」が斎藤工二階堂ふみの共演でスペシャルドラマ化されることがわかった。

1983年に薬師丸ひろ子と松田優作の共演で映画化された同原作。監督作「トラさん」の公開を2019年に控える筧昌也が演出、「ライアーゲーム」シリーズを手がけてきた黒岩勉が脚本を担当する本作では、自由奔放でセレブな大学生・新井直美と、彼女のボディガード役を依頼された貧乏な探偵・辻山秀一の2人が、辻山の刑事時代の同僚からかかってきた電話をきっかけに殺人事件に巻き込まれていく。

元捜査一課の刑事で現在は浮気調査などの仕事をしている辻山役の斎藤は「今回は“進行形の『探偵物語』”を生み出そうという思いで参加しました。撮影前には、映画版で辻山を演じた松田優作さんの墓前にご報告に伺うと同時に、奥様の松田美由紀さんにもご連絡し、自分の等身大の芝居を出したいと伝えました」とコメント。殺人事件に首を突っ込む直美に扮する二階堂は「印象的だったのは衣装チェンジの回数(笑)。今回はお嬢様役ということで、いろんなお洋服を着させていただいたので、着替えるたびに皆さんをお待たせして申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、衣装が変わるとまた新鮮な気持ちにもなりますし、斎藤さんにも華やかだとおっしゃっていただき、光栄です」と撮影を振り返っている。

「探偵物語」は、4月にテレビ朝日系で放送。斎藤と二階堂のほかに夏木マリ吹越満正名僕蔵長谷川京子國村隼らが出演する。

斎藤工 コメント

「探偵物語」は映画版で見たラストシーンがとても強烈で印象深く、僕自身も大好きな作品。大好きだった作品に演者として関われることに幸せを感じると同時に、複雑な気持ちになったのも事実でした。ですがふと、今回再び映像化することで、皆さんに映画版をまた見ていただける可能性もあるんじゃないかな、と思ったんです。シェイクスピアしかり、普遍的なテーマは設定をどんどん現代に置き換えて継承していくべきだという考えも相まって、今回は“進行形の「探偵物語」”を生み出そうという思いで参加しました。撮影前には、映画版で辻山を演じた松田優作さんの墓前にご報告に伺うと同時に、奥様の松田美由紀さんにもご連絡し、自分の等身大の芝居を出したいと伝えました。
撮影中は「辻山には2枚目な瞬間が極力ない方がいい。唯一、自分より誰かを優先するときに、まっとうな何かが見えたらいいな」と思い、“抜け感”を意識しました。作品に華やかな彩りを添えてくれる二階堂さんをはじめ、共演者の皆さんのキャッチャーに徹しながら取り組む中、皆さんのスパイシーでコクのあるお芝居に触発され、僕自身からもいろんなものが出てきましたし、刺激的な現場でした。

二階堂ふみ コメント

小学生のときに赤川次郎先生の小説が大好きで、よく読んでいたんです。初めて読んだ長編小説も赤川先生の作品でした。中でも「探偵物語」は映画も小説も拝見していて、好きな作品です。
撮影に入るにあたっては特に何かを準備することはせず、自然体のままで臨みました。印象的だったのは衣装チェンジの回数(笑)。今回はお嬢様役ということで、いろんなお洋服を着させていただいたので、着替えるたびに皆さんをお待たせして申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、衣装が変わるとまた新鮮な気持ちにもなりますし、斎藤さんにも華やかだとおっしゃっていただき、光栄です。
赤川先生の作品ならではのスリルやコメディー感を自分なりに噛み砕いて表現できたらな──そう思って、今回は撮影に取り組みました。皆さんにもぜひ楽しんでいただければ、と思います。

赤川次郎 コメント

薬師丸ひろ子さんの映画から三十年余り、新たな「探偵物語」が生まれる。軽快でお洒落なミステリーというのは、よくあるようで、実は日本の映画・テレビの苦手なジャンルなのだ。今回、主演の斎藤工さんは原作の「中年の疲れた探偵」にはスマート過ぎるが、二階堂ふみさんのみずみずしい女子大生とのジェネレーションギャップが生み出す、ユーモアとロマンチックな雰囲気は充分に楽しめるものに仕上がっているに違いない。

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