映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

埼玉disマンガ「翔んで埼玉」実写映画化!二階堂ふみが男役、GACKTが高校生役

1428

魔夜峰央によるマンガ「翔んで埼玉」が、実写映画化。二階堂ふみGACKTがダブル主演を務め、2019年に公開予定だとわかった。

翔んで埼玉」は、「パタリロ!」で知られる魔夜が1982年に発表した作品。2015年には「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」として単行本化された。当時、埼玉県所沢市に住んでいた魔夜による「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」といったセリフが話題となり、埼玉県知事の上田清司も「悪名は無名に勝る」とコメントしたほど。劇中では、埼玉県民などが東京都民から迫害を受ける架空の世界を舞台に、東京でトップの高校・白鵬堂学院の生徒会長である男子・白鵬堂百美が、アメリカ帰りの転校生・麻実麗と出会うことから物語がスタート。互いに惹かれ合う2人だったが、実は麗が埼玉出身であることが発覚し引き裂かれていく。

映画版では「今夜、ロマンス劇場で」の武内英樹が監督を、ドラマ「僕たちがやりました」の徳永友一が脚本を担当。原作が未完であることからオリジナルの展開が用意され、新たな対抗組織・千葉も登場する。二階堂が務めるのは、エリートとして華々しい学生生活を送る壇ノ浦百美という男性役。製作陣は当初、原作キャラクター・白鵬堂百美の性別を女性に変更するつもりだったが、二階堂本人の「私が男性の役をそのまま演じたほうが面白くないですか?」という提案から“名前も外見も女性らしいが、実は男性”という原作の設定のまま進められることとなった。そしてミステリアスな18歳の高校生・麗役を、GACKTが演じる。

原作者の魔夜は、この発表にあたり「ありがたいやら恐ろしいやら。『本当にいいんですか?』と、最後に言わせていただきます」とコメント。二階堂へは「映画の中で思い切り遊んでいただけたらと思います」と、GACKTへは「この役がGACKTさんの人生の汚点にならないことを祈っております」とメッセージを寄せた。

さらに二階堂は「埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!」と意気込み、魔夜のファンであることからオファーを受けたというGACKTは「正直なところ、『ボクの歳で高校生ってどうなのか?』という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう1つぐらい増えても問題ないかなとは思っています」と赤裸々に明かす。また武内は「果たして埼玉・千葉・東京の仁義なき戦いの決着は……!?!? 爆笑してなぜか泣いていて、劇場を出る時には、自分の出身地を誇りに思うようなそんな作品になると確信しています!」と述べている。

映画「翔んで埼玉」は、3月21日にクランクインし、埼玉県内をはじめ関東各地で撮影中。

魔夜峰央 コメント

30年前の作品です。
当時私は埼玉県所沢市に在住しておりまして、抜けるような青い空と一面緑のネギ畑に囲まれて、牧歌的ながら、本当は東京へ行くはずだったのになぁ……と思いながらなんとなく悶々としていました。
良いところなんです所沢は。
しかし、これから一旗揚げようかと野心満々の当時の私にとっては、のんびりしすぎていて、なんとなく物足りなかったのは事実です。
とくに誰と話したわけではありませんが、周りで暮らしている所沢、埼玉の人たちも同じような気持ちでいるのではないかなぁと肌で感じることがよくありました。
今の生活に不満は無い、でももうひとつグレードアップしたい、というような、かすかな心の通奏低音が皆さんからも感じられたような気がしたのです。
その頃、自虐的にそういった埼玉県民の心の声をある意味痛切に描いたのが、この「翔んで埼玉」です。
おもしろいとかおもしろくないとかではなく、日々の鬱憤が爆発した心の声とでも言いましょうか。
今見るととんでもない作品ですが、当時は素直な気持ちをそのままぶつけたのだと思います。
それが、今になって、なぜ?
まったくもって私自身が一番驚いているような状況なのです。
今回はそれが、さらに映画化されるということで、ありがたいやら恐ろしいやら。
「本当にいいんですか?」と、最後に言わせていただきます。

二階堂さんへ
最近テレビでお顔は拝見しておりました。なんだか面白いキャラの人だなぁと、いい意味で、思っておりましたので今回の役はぴったりかもしれません。映画の中で思い切り遊んでいただけたらと思います。

GACKTさんへ
まさかオファーを受けていただけるとは思いませんでした。最初GACKTさんのお名前が上がった時、そこにいた一同全員がのけぞり次の瞬間、ありか、と頷いたものです。願ってもないキャスティングですが、この役がGACKTさんの人生の汚点にならないことを祈っております。

二階堂ふみ コメント

埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!

GACKT コメント

このオファーがあった時は、「設定に無理があるんじゃないかな?」とは思ったんですけれども、ずっと以前から魔夜先生の作品のファンだったっていうことから、先生からの指名ということであればやるしかない、、、という想いで、今回の作品は受けてしまいました(笑)。
正直なところ、「ボクの歳で高校生ってどうなのか?」という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう1つぐらい増えても問題ないかなとは思っています。
(二階堂)ふみちゃんとは、こういう形で一緒に共演できるのは嬉しいと思ってます。
番組以来の久しぶりの再会なので楽しみです。ふみちゃんにとって最高の相手役、最高のキャラクターで撮影に入れるように作り込んでいきたいと思います。

武内英樹 コメント

原作では、東京に虐げられた埼玉が熱い魂を持って立ち上がる話ですが、映画にはオリジナルで積年のライバル千葉も登場し、埼玉、千葉そして東京の仁義なき戦いを私なりの解釈で、コミカルに、ダイナミックに、壮大なスケール感で描きます!
今年浦和と大宮が住みたい街ランキング上位にランクインしたなど最近何かと注目度が高い埼玉と、埼玉には間違いなく勝っていると信じる千葉! そして、高みの見物東京!
果たして埼玉・千葉・東京の仁義なき戦いの決着は……!?!?
爆笑してなぜか泣いていて、劇場を出る時には、自分の出身地を誇りに思うようなそんな作品になると確信しています!

(c)魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社

映画ナタリーをフォロー