「それでもボクはやってない」「舞妓はレディ」などを手がけてきた周防が活劇を手がけるのは今回が初。タイトル未定の最新作では、映画がまだ無声で“活動写真”と呼ばれていた大正時代黎明期を舞台に、若者たちの青春を描く。アクションだけでなく恋や笑いの要素も組み込まれ、東映が製作・配給を担当する。
周防は「かつて映画はフィルムで撮影され、音もなく、モノクロだった。それは映画の青春時代だった」「『活動写真』と呼ばれていた映画に魅了された人びとの青春を、痛快な『活劇』として描き、技術革新が続いても本質的には変わらない映画の面白さ、楽しさ、魅力が湧き上がるものにしたい」とコメントを寄せた。
今後オーディションを行い、9月に撮影開始予定。2019年夏以降に公開される。
周防正行 コメント
かつて映画はフィルムで撮影され、音もなく、モノクロだった。それは映画の青春時代だった。そんな時代に生まれた「活動弁士」は生演奏をバックに映画を解説してスターとなった。
ところがこの上映方式は日本独自のものだったという。
「活動写真」と呼ばれていた映画に魅了された人びとの青春を、痛快な「活劇」として描き、技術革新が続いても本質的には変わらない映画の面白さ、楽しさ、魅力が湧き上がるものにしたい。
多田憲之(東映・代表取締役社長)コメント
こんな映画を待っていました! 周防正行監督から聞いた、今度のテーマは「活劇」!
東映ならではのテーマをもったその物語は、映画への愛にあふれる青春物語でした。
「がんばっていきまっしょい」(1998)でご一緒して以来のアルタミラピクチャーズ作品で、周防正行監督、桝井プロデューサーと、本格的にタッグを組めることは、本当にうれしく、楽しみにしています。
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周防「かつて映画はフィルムで撮影され、音もなく、モノクロだった。それは映画の青春時代だった」/周防正行の監督最新作はアクション×恋×笑い、大正時代に生きる若者たち描く(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/IT8b8VrVyG