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佐津川愛美、堀井新太、吉沢悠が夏木マリの主演作「生きる街」に出演

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「生きる街」より、佐津川愛美演じる香苗。

「生きる街」より、佐津川愛美演じる香苗。

夏木マリが主演を務める「生きる街」の追加キャストが発表された。

「アリーキャット」の榊英雄が監督を務めた本作は、東北の海辺の町を舞台にした家族劇。東日本大震災によって夫が行方不明となった主人公・佐藤千恵子の前に、かつて同じ町に住んでいたドヒョンが現れ、彼女の知らない夫の姿が明かされていく。2008年に公開された「髪がかり」以来の映画主演となる夏木が千恵子、韓国のバンドCNBLUEのメンバーであるイ・ジョンヒョンがドヒョンを演じる。

今回発表されたキャストは佐津川愛美堀井新太吉沢悠の3人。佐津川は被災のトラウマから子供を持つことを恐れる千恵子の娘・香苗、堀井はなんでも震災のせいにして人生から逃げる千恵子の息子・哲也、吉沢は香苗の夫に扮する。

佐津川は「石巻で撮影しました。あの時あの場所に私は居なかったはずなのに、時が経ったあの場所に行くと、涙が止まりませんでした」と述懐。堀井は「この作品では、実際に震災が起きた場所で寝泊まりし、撮影しました。その街で起こった事を実際に経験した訳ではありませんが、そこで震災の大きさを肌で感じ、風化させてはいけないと思い、それを僕なりに表現しました」と述べ、吉沢は「映画に祈りを込めて、本気で取り組んだ現場です」と振り返っている。

また主題歌が、ロックバンドBRAHMANの楽曲「ナミノウタゲ」に決定。夏木が取り組む途上国を支援する活動・One of Loveプロジェクトのイベントに参加するなど、彼女と親交が深いボーカルのTOSHI-LOWが作詞を手がけ、ハナレグミがコーラスを担当した。

「生きる街」は2018年春に公開される。

佐津川愛美 コメント

石巻で撮影しました。あの時あの場所に私は居なかったはずなのに、時が経ったあの場所に行くと、涙が止まりませんでした。絶望を希望に変えるなんて事は難しいですが、それでも生きていくのは私たちです。また築いていく。生きていく。家族の物語です。

堀井新太 コメント

この作品では、実際に震災が起きた場所で寝泊まりし、撮影しました。
その街で起こった事を実際に経験した訳ではありませんが、そこで震災の大きさを肌で感じ、風化させてはいけないと思い、それを僕なりに表現しました。
街が、人が、自然がゆっくり前向きに進んでく様子が「生きる街」だと僕は思います。
是非多くの方々に届けば嬉しいです。

吉沢悠 コメント

一変したあの日から時が経ち、それでも石巻に居続ける母の物語。
それぞれ悩みを抱えた思いから「生きる」ということを強く語りかけてくる。
撮影期間中にも強い地震が起こり、僕は体が固まりました。映画に祈りを込めて、本気で取り組んだ現場です。

BRAHMAN コメント

ある晩
電話を取ると
あの街で映画を撮ってきたから
主題歌を歌わないかと誘う
夏木マリ

ある朝
電話を取ると
あの街で流されたおっ母と息子が
夢に出てきたんだと泣きじゃくる
舞台の街の漁師

あの日
電話の向こうの街から
消えたナミノウタゲが
今は確かに聞こえてくる

(c)2018「生きる街」製作委員会

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