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2010年に日本で公開された「息もできない」は、父に怒りと憎しみを抱く取り立て屋の男サンフンと、女子高校生ヨニが出会い、惹かれあっていくさまを描いた人間ドラマ。キム・コッピ、イ・ファンがキャストに名を連ねる。第3夜となるトークイベントには第1夜の東出昌大、第2夜の井浦新に続き、野田と松永が出席。
ます松永からかねてから友人関係にある3人の関係性が語られる。松永は2012年頃にヤン・イクチュンと韓国の映画祭で出会い親交を深めたという。その後、自身の監督作「トイレのピエタ」に野田を起用し、その際に野田が「息もできない」を1番好きな映画と話していたことから3人で会い始めたという。野田の自宅で3人で鍋を囲んだ経験も。ヤン・イクチュンは「ベランダで一緒に煙草を吸ったのを覚えています」と回想し、野田は「イクチュンすげえ鍋食ってた」と笑いながら思い出を語る。
ヤン・イクチュンは野田と松永が、自身のトークイベントに出席したことを受け「日本に来てもこんなに気楽に会える方がいるのは本当に珍しいしうれしいです。普段は忙しくて会えないんですが、今回はお二人ともそんなに忙しくなかったみたいですね(笑)」と話すと、野田は「無理してきたんだよー」と友人同士ならでは掛け合いも。
野田がヤン・イクチュンに「最近は役者業と監督業どっちが楽しいの?」と質問する一幕も。ヤン・イクチュンは「私はもともと俳優になりたかったんです。それは自分の中で抱えているものを解き放ちたい、排出したいという理由から演技を求めていました。それがうまくいかなかったので演出のほうに回りました」と振り返り、そして「最近は演技よりも演出のほうが難しいし、楽しいですね」と語った。
ヤン・イクチュンが出演し、10月に公開を控える「あゝ、荒野」を一足早く鑑賞したという松永は「すごかった……」と一言。「観てて思ったのはイクチュンと洋次郎の演技は似てるなって。ロジックじゃなくて本能で身体を動かす、表現するタイプ」と共通点を語り、「だから2人が共演したらすごいものができそう」と妄想する。野田は「俺飛び越して菅田将暉と共演したからびっくりしちゃった(笑)」とツッコみ、ヤン・イクチュンは「じゃあ僕がミュージシャンやるので、野田さんはゴロツキ役をお願いします」と冗談を飛ばす。終始3人の笑顔であふれたトークイベントは盛況の内に幕を閉じた。
「あゝ、荒野 前篇」は10月7日、「あゝ、荒野 後篇」は10月21日より全国ロードショー。
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- 「あゝ、荒野」公式サイト
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新宿ピカデリーの9周年記念企画として、ヤン・イクチュン監督の映画「息もできない」の特別上映を実施。今日8月10日の上映後に、野田洋次郎(RADWIMPS)も登壇して行われた、トークイベントのレポートが公開されました!
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