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本作は、巨大モンスター・キングコングが住む髑髏島を舞台にしたアクションアドベンチャー。大の日本好きだというヴォート=ロバーツは「焼酎大好き」と笑顔を見せ、「日本のアニメ、ビデオゲーム、マンガに触れて育ち、私のDNAの一部になっています」と挨拶。「いわゆる“キングコング映画”とは違うアプローチで、怪獣映画にインスパイアされて制作しました。日本の皆さんがどのように受け取ってくれるか非常に楽しみです」と期待を口にする。
まずはじめに2シーンが上映された。MIYAVI演じる日本軍戦闘機パイロット、グンペイ・イカリが登場する冒頭シーンでは「『キングコング』に刀を出してみてはどうだろうか」という自身のアイデアが反映されていると、ヴォート=ロバーツ。「モンスターの登場を待たせる映画は好きじゃない」と語るように、冒頭からいきなりキングコングを出現させている。続くシーンではキングコングがヘリコプターを鷲掴みにして大暴れ。ヴォート=ロバーツは「『地獄の黙示録』や『プラトーン』を意識し、この映画ならではのアクションを撮りたかった。本作の中でも象徴的なシーンです」と解説した。
さらにキングコング以外のさまざまなクリーチャーが姿を見せるシーンも上映。クリーチャーのデザインについて、ヴォート=ロバーツは「恐竜やエイリアンみたいなのは嫌だった」と打ち明け、具体的に「宮崎駿さんの作品に出てくるキャラクターをイメージしました。スピリチュアルで美しく、パワフルで恐ろしい。そんな存在にしたかったのです」と説明。また「千と千尋の神隠し」のカオナシと「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒・サキエルをモチーフにしたというクリーチャーの話も。このほかヒントを得た作品として、1933年版の初代「キングコング」や、ゲームソフト「ワンダと巨像」といったタイトルも飛び出す。
イベントには「シン・ゴジラ」でメガホンを取った
本日、怪獣絵師・開田裕治が手がけた日本版ポスターのお披露目も。ヴォート=ロバーツは「本当に素晴らしいポスター。映画作りは孤独な作業だけど、たまにとてつもなく素晴らしい瞬間がある。このポスターはその瞬間の1つ。死ぬまで壁に飾りたい」と大絶賛。また開田は本ポスターに寄せ、「私が子供の頃に怪獣映画のポスターを見て感じた高揚感をよみがえらせようと思いました。特に今回のコングの巨大さ、人間など歯牙にも掛けない圧倒的な強さ、存在感が感じられるように描きました」とコメントしている。
「キングコング:髑髏島の巨神」は3月25日より全国ロードショー。キャストにトム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー、ジョン・グッドマンらが名を連ねる。
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- 「キングコング:髑髏島の巨神」公式サイト
- 「キングコング:髑髏島の巨神」予告編
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