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韓国の青龍映画賞で5冠に輝いた本作は、平和な田舎の村に得体の知れない“よそ者”がやってきたことから、残虐な事件が多発していくサスペンススリラー。國村は日本での初上映に駆けつけた観客に対して「うれしくてうれしくて、1人ひとりにハグしたい気分」と挨拶。ナ・ホンジンは「約6年かけて作った映画です。皆さんに観てもらえてうれしい」と喜びを明かす。
観客から國村をよそ者役にキャスティングした理由を聞かれたナ・ホンジンは「この役は、観客に『この人はなんなのか』という疑問を抱かせる重要な役割。それをやり遂げられるのは、尊敬し続けていた俳優である國村さんしかいなかった」と力強く語る。一方、オファーを受けた理由について國村は「過去作と脚本に触れてとんでもない才能だと思った。そして現場でその考えがより強まった」と振り返り、「基本ビジョンがテイクを重ねるごとにどんどん膨らんでいくような印象を受けた。才能の塊が人間の形をしているみたい」と賞賛した。
國村がふんどし姿を披露している本作。尊敬する俳優にそのような格好をさせるのは難しくなかったかと問われたナ・ホンジンは「本当に申し訳なかった。でもシナリオがそのようになっているのでそうするしかなかった」と回答。その言葉に國村は「この役を僕以外の人がやってるのは見たくなかった。だから、観客の方々にご迷惑になるような姿を晒してもいいかなと思って」と述べ、笑う。
ハリウッドでのリメイクが噂されていることについて聞かれたナ・ホンジンは「僕がメガホンを取ることはない。でも國村さんのことはオススメしたい」とコメント。國村が「ナ・ホンジンが撮らないなら僕も出ない」と言葉を返すと、ナ・ホンジンは「じゃあ、どっちもやらないということで」と早々とハリウッドに断りを入れた。
観客へのメッセージを求められた國村は「カテゴライズできない映画。新しい映画の楽しみ方ができる」とアピール。最後にナ・ホンジンは「自分のすべてを注ぎ込んだ、一抹の未練もない作品」と自信をのぞかせた。
「哭声/コクソン」は、3月11日より東京・シネマート新宿ほかにて公開。
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