今泉力哉が東京国際映画祭に3度目の参加、死生観に踏み込んだ作品で新境地

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今泉力哉の監督最新作「退屈な日々にさようならを」が、本日10月27日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて上映され、監督・キャストが登壇した。

「退屈な日々にさようならを」舞台挨拶の様子。

「退屈な日々にさようならを」舞台挨拶の様子。

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「退屈な日々にさようならを」 (c)ENBUゼミナール

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現在開催中の第29回東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ部門に出品された本作は、東京と福島を舞台とした若者たちの群像劇。駆け出しの映画監督や、自殺した彼氏の死体を隠そうとする女優、10年近く連絡のつかない双子の弟を持つ男といった者たちの関係が絡み合っていく。

今泉力哉

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「サッドティー」「知らない、ふたり」に続き、東京国際映画祭に3度目の参加となった今泉。自身が描く作品のテーマを「今までは恋愛に特化していた」と説明しつつ、「本作では死生観や映画作りというものにも踏み込んでいる」と新境地について言及する。また自身の出身地である福島で初めて撮影したことに触れ、「自分の恋愛観をさらすだけじゃなく、制作の現場を描いたり、自分の実家で撮ったり。エゴもあるけど、みんなが一緒になって作ってくれました。お金じゃない部分で豊かさに恵まれた作品だと思います」と仲間への感謝を述べた。

松本まりか

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舞台挨拶には今泉のほか、キャストの内堀太郎、松本まりか、矢作優、秋葉美希、猫目はち、村田唯、疋田健人、川島彩香、小池まり、安田茉央、水森千晴、プロデューサーの市橋浩治が出席。初めて演技に挑んだ役者もいる中、松本は「普通の倫理観を超えている作品。いろんなところが難しいけれど、そこも感じながら観ていただきたいです」と呼びかけた。

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児玉健太郎 @kodaken

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