お蔵出し映画祭2015でグランプリと観客賞を受賞した本作は、結婚式を控える娘と、彼女と疎遠になっていた父の絆を描くヒューマンドラマ。主人公さくらを小西、その父・辰夫を
小西は本作について「『親子』という近い関係性だからこそ遠くなってしまう心の距離を放っておくのではなくて、やっぱり一番近い人たちを大切にして生きていきたい。と思わせてくれる作品になっていると思います」とコメント。石橋は「娘と男親との葛藤を描く作品で、自分にも同じ年頃の娘がおりますので、父娘の、互いに愛情を持ちながらも微妙な距離感が演じられればと思っておりました」と述べている。
「トマトのしずく」は東京・渋谷シネパレスほか全国で順次ロードショー。
小西真奈美 コメント
主人公のさくらは、しっかり者な面、少女のようなまっすぐな面、頑固な一面……色んな喜怒哀楽を愛らしく持ってる女性のような気がしたので、くるくる変わる表情や、静かな中に持ってる熱い想いを丁寧に出せたら。と思いながら演じました。
『親子』という近い関係性だからこそ遠くなってしまう心の距離を放っておくのではなくて、やっぱり一番近い人たちを大切にして生きていきたい。と思わせてくれる作品になっていると思います。
吉沢悠 コメント
家族、特に父と娘のお互いで抱えている気持ちが切なくて、誰にでも起こり得るストーリーが共感できました。役柄として、自分の妻とそのお父さんを橋渡しするような立ち位置にいますが、僕は妻の味方として、彼女の人としての大切なものを諦めて欲しくない。という真の想いを表現できたらな、と演じていました。
身近な存在だからこそ、素直になれなかったりすることがある不思議な存在なのが家族。だからこそ、自分自身とも向き合わざるを得ませんし、最後には愛があるからの行動と気づかせてくれるのも家族なのかなと思います。
そのようなことが「トマトのしずく」には描かれています。
石橋蓮司 コメント
榊さんは役者仲間として知っておりましたが、7年も前のこと、突然「映画の監督をやるので出演してもらえないか」と依頼があり、榊さんの新たな挑戦なので、引き受けさせてもらいました。役柄も、娘と男親との葛藤を描く作品で、自分にも同じ年頃の娘がおりますので、父娘の、互いに愛情を持ちながらも微妙な距離感が演じられればと思っておりました。
榊英雄 コメント
映画「トマトのしずく」は、私にとって我が子の様に愛おしい作品です。完成まで時間をかけ、手作りで創った映画です。家族という普遍的な題材を自分なりに描きました。また、「トマトのしずく」の撮影前年に父が亡くなり、私なりに父へのメッセージも込めて撮影しました。製作会社ファミリーツリーを設立し、そして初めて製作企画、脚本も担当し、妻・榊いずみが、劇伴と主題歌を担当、文字通り、榊家で創った家族の映画です。小さな小さな世界の小さな愛のお話です。
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- 映画「トマトのしずく」公式サイト
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小西真奈美と石橋蓮司が父娘演じるヒューマンドラマ「トマトのしずく」1月公開 https://t.co/HgFMnpDYs5 https://t.co/bO3xr2QBwy