4月20日に「
大場つぐみと小畑健の同名コミックを原作とする「バクマン。」は、週刊少年ジャンプでの連載を目指して奮闘するマンガ家志望の高校生コンビを描く青春ストーリー。作画担当の真城最高を佐藤健、原作担当の高木秋人を神木隆之介が演じた。
大根は来場者に「映画を気に入っていただき、Blu-rayやDVDを購入してくれてありがとうございます」と挨拶。新井は「本来なら主演の2人のトークが聞きたいだろうけど、監督と主演ではない役者のイベントに来てくれてありがとうございます」と自嘲気味にコメントした。
新井は大根の作品には必ず出ると一方的に決めているそうで、「バクマン。」についても佐藤と神木より先に出演を直訴。「主演の2人より前に台本を読んでいて、自分は(宮藤官九郎が演じた)川口たろうを演じたいと伝えていた」と明かす。結局平丸役の打診を受けた新井は「出番が少ないからやらない」と一度は断ったものの、その5分後に大根から「平丸のキャラクターは膨らませていくから」と説得され出演を承諾。大根が「出番の多さで決めるなんて、役者としてあるまじき行為(笑)」と指摘し、爆笑を巻き起こす。
新井は、本作が数々の映画賞を獲得していることに話題が及ぶと「大根監督は普段は『賞はいらない』って言っているのに、日本アカデミー賞の授賞式では『バクマン。』が受賞するたびに『やったー!』と喜んでました」と暴露。「本当は賞も欲しい」という大根の本音を引き出した。
新井がナレーションを務めたメイキング映像や佐藤、神木、大根らによるビジュアルコメンタリーなどを含む豪華版Blu-ray / DVDの特典について、大根は「Blu-ray、DVDになるまでが監督の仕事」と述懐。初回生産分には劇中に登場するマンガの一部(「この世は金と知恵」「CROW」「KIYOSHI騎士」「ラッコ11号」「味覚人少女美味」)の第1話を盛り込んだブックレットが封入されていることにちなんで一番好きな作品を聞かれると、「やっぱり『金知恵』(最高と秋人が手がけた『この世は金と知恵』)かな。1年以上かけてスタッフがしっかり作った。ちゃんと面白い完成度の高い作品になっている」と述べた。一方新井は、平丸の「ラッコ11号」と川口の「超ヒーロー伝説バックマン」をお気に入りに挙げた。
イベントでは「続編の予定はない」と言いつつも大根が妄想混じりのストーリーを明かし、Twitterに寄せられた質問や来場者からの質問に対して新井とともに回答する場面も。プライベートでも仲の良い2人のトークに、会場は大きな盛り上がりを見せた。
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秋本美桜 @sexy_graffiti_x
新井浩文が「バクマン。」ソフト化記念イベントで大根仁の本音引き出す - 映画ナタリー https://t.co/gjT5JQJmnE