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ディズニー新作「ズートピア」監督が来日、日本人スタッフの裏話明かす

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「ズートピア」来日記者会見&声優お披露目イベントの様子。

「ズートピア」来日記者会見&声優お披露目イベントの様子。

ディズニー・アニメーションの新作「ズートピア」の監督であるバイロン・ハワードリッチ・ムーア、そしてプロデューサーのクラーク・スペンサーが来日。本日3月24日に東京のザ・リッツ・カールトン東京にて開催された記者会見に、日本語吹替キャストの上戸彩高橋茂雄サバンナ)とともに登壇した。

「塔の上のラプンツェル」のハワードと「シュガー・ラッシュ」のムーアが共同で監督を務めた本作は、動物たちが平和に暮らす文明社会“ズートピア”を舞台に、ウサギの警察官ジュディと詐欺師のキツネ・ニックの冒険を描くファンタジーアドベンチャー。

希少動物に扮した楽団・ズーラシアンブラスによる演奏のあと、ステージに登場した来日ゲストの3人。スペンサーは「日本には、情熱的で深いアニメの歴史がある。この作品を日本の皆さんとわかち合えることをうれしく思っています」と喜びを語る。

ハワードは、制作のきっかけを「5年前に『塔の上のラプンツェル』を仕上げ、ディズニーでの次の作品を考えていたとき、製作総指揮のジョン・ラセターに『2本足で立って言葉を話す動物の物語を作りたい』と話したんです」と明かす。そして「ディズニーは長いこと動物作品を作っていなかったのでラセターは大興奮して、僕をハグして持ち上げてくれました(笑)。シンバが子供の頃の『ライオン・キング』のシーンのようにね」と笑う。動物の行動を研究するためにケニアでリサーチを行ったらしく、「僕らのキャンプの近くに動物たちの水飲み場があって、ライオンやシマウマ、ガゼルが同じところで水を飲んでいた。そこで捕食者と被食者が一緒にいる世界はどうなるのか?と考えました」と話した。

ほかにもフロリダのディズニー・アニマルキングダムへも出かけ、計1年半ほどかけて研究したという動物たちのリアルな動きに関して「キャラクターたちを、人間が動物のコスチュームを被った様相にはしたくなかった」とこだわりを語るムーア。本作には日本人のアニメーターも参加しているとのことで、「彼女は宮崎県の田舎で育ちましたが、ディズニー・アニメーションで働きたいという夢を持ち続けていた。ジュディと同じく周りからはできっこないと反対されたが、1人でアメリカに渡り夢を叶えたんです」と裏話を披露した。

イベントの後半には、日本語吹替版にてジュディに声を当てた上戸と、その同僚であるチーター・クロウハウザーを演じた高橋が登場。2015年に第一子を出産した上戸は、「昨年の夏頃にお話をいただき、ちょうど私に新しい家族が増えた頃だったので、家族に自慢できると思いました」と笑顔で振り返る。一方の高橋は、相方・八木真澄について「サバンナっていうコンビ名なので相方も出れると思ってたみたいで。『お前はないよ』って言ったらわりとあっさりあきらめて、『(鑑賞)券2枚ちょうだい』って言ってきました」と話し笑いを誘った。

上戸の演技についてハワードは、「聞いただけで応援したくなる声。その中から決意や意欲が伝わる」と絶賛。ムーアは高橋が声を当てた警察署の受付担当・クロウハウザーについて「本当に重要な役です! まず、ズートピアにやってきたジュディと初めて友達になるキャラクター。またズートピア警察署の看板的存在で、訪れた人はまず彼の顔を見ることになる。そして、何よりもドーナツを愛している」と熱弁する。さらに「キャスティングの理由としては、高橋さんが大のドーナツ好きと聞いて……」と続けると、高橋は慌てて「なんの情報ですか!?」「マスコミの皆さん、僕がドーナツ食べてるの見たことがないって、バラさないでくださいね!」と会場に注意を呼びかけた。

最後にもう一度ズーラシアンブラスが登場し、本作の主題歌である「トライ・エヴリシング」を生パフォーマンス。そして高橋が「どの世代の人も共感できる素晴らしい映画です。ぜひご家族で観に来ていただけたら」と、上戸が「動物らしいモフモフの動きはお子様に楽しんでいただける。偏見を持たずみんなで仲良くしようという内容は、大人の方の心にも届くと思います」と作品をアピールした。

「ズートピア」は4月23日より全国ロードショー。

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