山形国際ドキュメンタリー映画祭2015に出品され話題を集めた「
映像作家として活動する小森はるかが監督を務めた本作は、東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手・陸前高田市で撮影が行われたドキュメンタリー。同地で種苗店を営んでいた佐藤貞一さんを被写体に、震災の被害を世界に伝えるべく独学の英語と中国語で手記の執筆を続ける彼の姿を追う。
宮城・仙台で東北の記憶・ドキュメンテーションを考える一般社団法人NOOKを立ち上げるなど精力的に活動している小森は、本作に対し「この町には、津波によって失ったものと残されたものとを結ぶ痕跡を、自身の方法でどうにか伝え残そうとする人達がたくさんいる。私は彼らの日常を撮りためた記録を用いて、この町の記憶をとどめておくための映画をつくりたいと思う」と制作の意図を明かす。
上映後には小森と映画批評家の三浦哲哉によるトークショーを開催。なお三浦はboidマガジン2016年01号で本作について言及している。
5年目の「3.11」を前に/ドキュメンタリー「息の跡」関東初上映
2016年3月10日(木)東京都 新文芸坐
開場 18:45 / 開映 19:00 / 終了 21:40(予定)
料金:1100円
<トークショー出演者>
小森はるか / 三浦哲哉
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- 新文芸坐 公式サイト
- Komori Haruka + Seo Natsumi
- 一般社団法人NOOK 公式サイト
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源太郎 @gen519_TAKATA
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