北海道・夕張市で本日2月29日まで開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016。その企画・協賛部門にて2月28日に「
日本初上映となったギドクの最新作「STOP」は、原発事故の影響で福島から東京へ引っ越した若い夫婦が、妊娠中の子供を出産するかどうか、政府やさまざまな情報に振り回されながらも決断する姿を描いたもの。ギドクは初心に帰る目的で、本作の制作準備から撮影までを1人でこなした。
この日ギドクは、キャスト兼プロデューサーの合アレンとともに舞台挨拶に登壇した。本作を上映するのは海外の映画祭を経てこれが3回目とのことで、「日本での上映が一番緊張する」と話すギドク。デリケートな題材を扱っていることから、慎重に言葉を選びながら作品について語った。一方で本作で描かれる問題に関しては「個人的に、日本の問題ではなく世界の問題だと思っている」とストレートなメッセージも。なお舞台挨拶の後半にはQ&Aコーナーが設けられ、観客からの質問に直接回答するなどしてコミュニケーションを図った。
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キム・ギドクがゆうばり映画祭に急遽来場、原発問題をテーマとした「STOP」上映 - 映画ナタリー https://t.co/23PA9MaUW8