多部未華子の歌声を要潤、北村匠海らが褒めちぎる「あやしい彼女」完成披露

本日2月22日、水田伸生監督作「あやしい彼女」の完成披露試写会が東京・丸の内ピカデリーにて開催され、多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海（DISH//）、小林聡美、志賀廣太郎が舞台挨拶に登壇した。

本作は73歳の毒舌おばあちゃん・カツがある日突然20歳の姿に若返るところから始まるコメディ。同一人物を演じた倍賞と多部は共演シーンがなかったというものの、多部は「倍賞さんがたくさん声をかけてくださって。心配してくださって。申し訳ないくらいでした」と感謝し、倍賞は「見た目は違うけど、同じ人物だから心だけはつながっていようねと、よく2人で話しました」と、ともに過ごした撮影期間を振り返る。

舞台挨拶では、本作のヒロインが秘密を抱えていることにちなみ、登壇者の本音に迫る企画を実施。選択肢に対してAかBの札を挙げるという内容で、まずは「好きなタイプは、A：頼れる年上の異性、B：守ってあげたくなる年下の異性」という2択が。ここでは全員がAを選び、口々に「頼れるほうがいい！」と本音を漏らす。北村が「僕、なかなかダメ男なので。今はかりそめの姿なんです。本当はだらしないんですよ」と告白すると、劇中で母親役を演じた小林は「どこがダメなの？ 朝起きれない？」とまるで本当の母親のように質問。しかし「片付けられなかったりとか……」と北村がうつむきながら答えると、「わかってるなら直そう！」と小林に喝を入れられてしまう。

また「自分の日頃の行動は、A：歳相応だと思う、B：年齢とギャップがある」という2択では、多部、倍賞、志賀、小林がAを挙げた。現在35歳の要はBを挙げ、「同年代の友人と話していると、みんな休みの日にスキーや海に行くんですよ。でも僕は家が好きで。緑茶を飲んだり、こたつで時代劇を観たり。ちょっとリタイア感がある」と、自分にアクティブさが足りないことを説明。同じくBを選んだ北村は「学校でのあだ名がおじいちゃん。18歳なんですけど、最近の悩みが腰痛と肩こりで」と嘆き、共演者たちを驚かせた。

多部扮する節子がバンドのボーカルとなり、歌声を披露するシーンがたびたび登場する本作。要、志賀、北村が、それぞれ「天性の歌声ってあるんだなって思いました」「役を忘れて聞き入っちゃったよ」「ここまでストレートに心にくる歌は久々でした」と絶賛すると、多部は恥ずかしそうな表情で「本当にやめてください！」と何度も訴える。要は褒め言葉を重ねて多部へのハードルを上げ、さらにコンサート会場のように「入口でCD売ってるんで、ぜひ買って帰ってくださいね」と観客にアピールするが、司会者から「申し訳ありませんが、そのようなご用意はございません」と冷静にツッコまれて笑いを誘っていた。

「あやしい彼女」は4月1日より全国ロードショー。