多部未華子「シャドウワーク」の撮影を懐かしむ、JO1川西拓実はかわいさで乗り切っていた

2025年11月17日 20:24 475 6 映画ナタリー編集部

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「連続ドラマＷシャドウワーク」の完成報告会が本日11月17日に東京・WOWOW Labで行われ、キャストの多部未華子、桜井ユキ、川西拓実（JO1）、石田ひかり、寺島しのぶが出席した。

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会の様子。左から川西拓実、桜井ユキ、多部未華子、寺島しのぶ、石田ひかり

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佐野広実の同名小説をもとにした同作は、ドメスティック・バイオレンス（DV）の被害に苦しむ妻たちによる“究極のシスターフッド”を描くミステリー。多部が夫から壮絶なDVを受け、被害者の女性たちが集う江ノ島のシェアハウスにたどり着く主人公・紀子、桜井ユキが“もう1人の主人公”とも言える刑事の北川薫に扮した。

多部は「セリフのないお芝居が多かったので、（現場で起こる）一瞬一瞬を見逃してはいけないなと思っていました」と紀子を演じるにあたっての心境を明かす。夫から暴力を受けるなど痛々しい場面の多い役どころだったが、撮影現場はとても温かい雰囲気だったそう。「苦しさや葛藤もありましたが、いろいろな世代の女優さんたちと時間を過ごせたことが、とても貴重でしたし学びもありました」と晴れやかな表情を見せた。

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会に登壇した多部未華子［拡大］

桜井は「強い女性に見えるけれど、さまざまな事情を抱えたまま刑事という職に就いている。抱えているものを悟られまいとしている姿には危うい印象がありました」と薫を紹介する。そして「回を重ねるごとに作品そのものや薫の空気感がどんどん変わっていきます。その“変化”は見どころの1つだと思います」とアピールした。

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会に登壇した桜井ユキ［拡大］

薫の後輩刑事・荒木悠真役の川西は「共演する役者さんたちの名前を見たとき、正直めちゃめちゃビビっちゃって。心配が先走りましたが、いつも通り全力でやることを心がけていました」と懐かしむ。彼は寺島の舞台を観劇したことがあると告白し、「あの方と一緒にやるんだ！と思ったら（共演シーンが）一度もなくて……。ちょっと安心した自分と『一度は共演したかったな』と思う自分がいます。もし機会があればぜひご一緒したいです」と素直に述べ、共演者たちや報道陣を和ませた。

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会に登壇した川西拓実（JO1）［拡大］

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会の様子。「寺島しのぶさんとの共演シーンがなくて、ちょっと安心した自分もいる」という川西拓実（左）の正直な告白に、笑いが止まらない桜井ユキ（中央）、多部未華子（右）［拡大］

看護師として働きながらシェアハウスを運営する路子役の石田は「路子は本当にやりがいのある役。弱い立場に置かれている人の思いがよくわかる人物だし、強い使命感を持って人生を歩んでいる女性だと思いました」と思い入れたっぷりに話す。路子とともにシェアハウスの家主を務める昭江役の寺島は「このドラマはフィクションですが、“強者が弱者を踏み潰しそうになると、どういうことが起きるか”という忠告でもあると思うんです。『怖いな』とちょっとでも思っていただきたい」と真摯に語った。

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会に登壇した石田ひかり［拡大］

「連続ドラマＷシャドウワーク」完成報告会に登壇した寺島しのぶ［拡大］

撮影時の思い出にまつわる話題では、桜井が共演シーンの多かった川西を「エネルギーや集中力が素晴らしかった。すごく素敵なお芝居をされる方」と絶賛する場面も。しかし桜井は続いて「（川西は）セリフを忘れたとき、“ぶりっ子顔”をしてかわいさで乗り切ろうとしていた。こうやって皆さんに愛されているんだろうなと思いました（笑）」と暴露し、川西をタジタジとさせた。