「ドリーム ホーム」監督が語る、アンドリュー・ガーフィールドとの共同作業

アンドリュー・ガーフィールド主演「ドリーム ホーム 99％を操る男たち」の監督、ラミン・バーラニよりコメントが到着した。

「ドリーム ホーム 99％を操る男たち」は、リーマンショック後のアメリカを舞台とした社会派サスペンス。ガーフィールド扮する住宅ローンの返済不能に陥った男が、家族を守るため悪徳ビジネスに手を染めるさまを描く。

バーラニいわく、「アンドリューにとって、どこか個人的な思い入れがあるようで、彼自身の人生と重ねて考えられるところが多かったみたいだね」という本作。2人で脚本を再構築していくうちに、ガーフィールドは主人公の年齢を30歳から27歳に変更したいと提案したという。「まだ大人になり切れていない粗削りな部分が残っているし、マイケル・シャノンが演じるリック・カーバーのような誰かを師匠として仰ぐ用意もある」という彼の意見を、バーラニは快く採用したことを明かす。ほかにも本作には、「はいているズボンをジーンズにしたい」「違う時計のほうがいい」といったガーフィールドの意見が細やかに反映されていることがわかった。

また、バーラニは撮影で使用したレンズへのこだわりにも言及。「アンドリュー専用で24mmレンズを用意した。彼にすごく寄って、何を考えているのかがより伝わるようにね。ロマン・ポランスキーが24mmのレンズを主役用によく使うんだけど、僕も参考にしたんだ」と説明する。

最後にバーラニは「アンドリューのように、作品1つひとつに強い思い入れがあり、積極的に関わってくれる俳優の意見はできる限り取り入れることが大事。作品自体のパワーアップのためになる」と持論を述べ、「彼はもっとも優秀な現役俳優の1人だね。またぜひ仕事をしたいと思っている」とガーフィールドとの再タッグに意欲をのぞかせた。

「ドリーム ホーム 99％を操る男たち」は、1月30日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。