映画「
本作は新進気鋭の一流シェフであるアルムートと、離婚して失意のどん底にいたトビアスが織りなすラブストーリー。出会いと結婚、娘の出産、そしてアルムートのがんの再発という出来事の時系列をシャッフルさせながら、今この瞬間を懸命に生きる2人の姿を描く。
アルムートが自宅の庭で夫と娘に囲まれながら髪を切るシーンは、本作の中でも特に重要な場面の1つ。病気のために頭を剃るアルムートが、その出来事を家族にとっての「楽しい思い出」に変えようとする、穏やかで美しいシーンだ。
「この役のために髪を剃る」と語ったというピューの意向で、撮影は一発撮りのワンテイクで行われた。初めて脚本を読んだときの心境について、彼女は「髪を剃るシーンは、とても美しく、幸福感や生命感に満ちていた。映画のメッセージが深く理解できた」と説明。心穏やかに撮影当日を迎えたという。
彼女の頭を実際に剃ったのは、トビアスを演じる共演の
監督を務めた
「We Live in Time この時を生きて」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開中。
たたたんと @tantotatatanto
主演のふたりの演技が自然で素晴らしい。特にフローレンス・ピューは得がたい魅力を発揮しています。絶えず交差する過去と現在のフラッシュバックはまるで私たちの記憶のよう。思い出に浸るってこういうことなんだなあ。#伝えたいwlit https://t.co/8yc8tRV6Ow