「籠の中の乙女」で知られるギリシャの映画監督
ランティモスにとって初の英語劇となる「ロブスター」は、近未来の世界を舞台にした物語。独身の男女は古びたホテルに集められ、45日以内に伴侶を見つけることができなければ動物に姿を変えられて森に放たれてしまうという状況で、パートナーを探すことになった主人公・デヴィッドの姿を追う。
今年5月に行われた第68回カンヌ国際映画祭にて、審査員賞を受賞した本作。ランティモスと共同で脚本を担当したのは、「籠の中の乙女」でもタッグを組んだエフティミス・フィリップ。キャストには
本作について、ランティモスは「この映画のアイデアはある議論から生まれた。常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんなふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」とコメント。またファレルは「この映画に無関心なままでいられる人はいないと思う」と、セドゥは「新しい言語と新しい物事の見方を提示するような映画よ。映画を見たあと、観客は自分自身に問いかけることになるわ」とそれぞれ語っている。
「ロブスター」は、東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次ロードショー。
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n_kurita @kurita_nouatsu
うわ、この映画『籠の中の乙女』の監督かー。エグそうだなー。観よう。
「籠の中の乙女」監督の新作「ロブスター」公開、C・ファレル、B・ウィショーら出演 - 映画ナタリー https://t.co/o9CQ8Bls5j