独身者に厳しい婚活合宿描く「ロブスター」、タイトルの意味が明かされる映像公開

第68回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した「ロブスター」の本編映像の一部が、YouTubeにて公開された。

ヨルゴス・ランティモスが監督を務めた「ロブスター」は、独身者がホテルへ集められ、45日以内にパートナーを見つけなければ自ら選んだ動物に姿を変えられてしまうという近未来を舞台にしたディストピア作品。コリン・ファレルが主人公のデヴィッドに扮し、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ベン・ウィショーらが出演している。

このたび公開された本編映像では、妻に出ていかれ独身に戻ってしまったデヴィッドが、ホテルに連行されてきた場面が切り取られている。支配人から「ここで恋に落ちなければ動物になる」と説明を受け、どの動物を選択すべきかレクチャーを受けるデヴィッド。その後、彼が「長寿で由緒があり、死ぬまで生殖能力があるから」という理由でロブスターを選ぶ様子が映し出される。また支配人が「たいていの人は犬を選ぶから、地球に犬があふれている」と話す部屋の中には、デヴィッドの忠犬であるボーダーコリーの姿も。

「ロブスター」は3月5日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開。