タイの奇才
2006年に制作された「世紀の光」は、2つのパートに分かれており、前半は地方の緑豊かな病院、後半は都市の近代的な病院が舞台となる。登場人物の多くも重なり、医師と患者の会話や恋の芽生えなどのエピソードが、ズレを孕みながら反復していく。過去の記憶と未来へのおののき、変わりゆく人間と変わらない人間といったさまざまな要素が絡まり合う物語の終わりを、主題歌に選ばれた日本のロックバンドNEIL&IRAIZAの楽曲が彩る。
シアター・イメージフォーラムでは同日より、特集上映「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016」を開催。アピチャッポンが監督を務めた「
また、2016年にはアート方面でも精力的に日本で活動を行う予定のアピチャッポン。福岡、青森、神奈川での展覧会やワークショップ、9月から開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」への参加、東京都写真美術館での個展を予定しているほか、監督最新作「光りの墓」が2016年3月より劇場公開される。
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アピチャッポン・ウィーラセタクンの映画作品
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